2015年4月アーカイブ | STAFF BLOG | POWDER COMPANY GUIDES
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2015年4月 アーカイブ

2015
4/24


海外に滑りにいった事はありますか?


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Photo:平成20年3月28日 Alasla

 

 私が初めて滑りにいった海外はカナダ。92年の夏でした。

サーフィンもしてはいましたが、スケートボードの自由な感覚に憧れていたので、ちゃんとしたハーフパイプを見てみたかったし、滑ってみたかったから。

ニセコに来る前の話です。

 

当時「バックカントリー」という言葉はなかったけど、パウダーを滑ることから得られる感覚は素晴らしかったのは事実。

スノーボード滑走を目的としたバックカントリーの世界を開いたGENTEMSTICK玉井太朗氏に鍛えて頂き、アラスカ、シベリアなどヘリコプターを利用したスノーボードを経験するチャンスにも恵まれました。

1995年~2005年にはヘリやキャットだけではなく、セスナで氷河に入ってキャンプしながらの登攀滑走までを精力的に行い、人力以外の動力を多用したスノーボードの可能性を追求しました。

 

そういった個人的な遠征を通じて得られたノウハウを投じて2004年~2011年にはパウダーカンパニーの参加者を対象に「高久智基と行くアラスカヘリスノーボード」NZ、南米など「高久智基と行くシリーズ」の少人数性の海外遠征ツアーを「クラブ活動」として行いました。

海外でのガイドに関しては保険や資格の問題がある為に現地のガイド団体を利用するのですが、少人数なのには理由があります。

それはヘリにやキャットに乗れる人数に限りがあるからです。

 

 「アラスカ州バルディーズ 白夜の聖地」というナレーションが思い起こされます。

90年代後半のアラスカ、特にバルディーズ周辺は、プロスキーヤー&スノーボーダー、ガイド、フィルムメーカー、一般客が晴れた日のヘリシートを巡って凌ぎを削っていました。

今まで無かったヘリスキーに対して急激に需要が生まれたので、殺伐とした空気はあったし、ヘリスキーのコストも雪だるま式に高騰。

最初の開拓者はバムも多かったので、2000年を過ぎる頃にはその空気感や体制に嫌気を覚えた滑り手はアラスカに見切りを付けたのもこの頃でした。

 

その少し後に「高久智基と行くアラスカ」をスタートしたので、スキー場の無いバルディーズの街中にいた多くのプロ達が少なくなっている事に寂しさを感じました。

でも氷河の後退も進んでいるので変化が無い訳ではありませんが、ほとんどの斜面は変わりありませんでしたし、ガイディング技術も向上してるので「スノーボードと斜面と私」的には今も変わりありません。

 

 多くのヘリスキーの場合は、パイロット、ガイド、客4~5名が基本となります。

 日本人は体重が軽いので5名乗れる事が多くラッキーではありますが、20名とか100名とかで出来る訳ではありません。

残念ながらキャパシティーが決まっているのです。

 

「誰もが平等に楽しめたら」と感じはするもののバックカントリーでの滑走を試みる以上現実は甘くはありません。シートが足らずに乗れなかった時の愁傷感や過去10年のニセコ繁栄の裏側から学んだ事でもあります。

 

いろんなシチュエーションがあるので誰もが滑れるゲレンデでの時間も重要なのですが、際立ったライダーとしての一瞬やガイドとしての時間では、自分たちのグループだけが良い。

だってこれから得られるかも知れない一瞬が永遠かも知れないのだから。

 

今年の春のアラスカは行けないのですが、近年の内に復活予定です。

そしてニュージーランドの旅は今年の8月に行える様に準備をしたいです。

席は限られていますが4名の方と素晴らしい瞬間を共有する為に感覚とエッジを研ぐ事を忘れずに滑って行きたいと思います。


高久智基


『過去のアラスカtrip関連記事』

BLOG記事はもちろん、Alaska滑走の動画も見れます!


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この文章はPOWCOM Snow Journal ISSUE No.7(2015/2/15配信)より抜粋しております。

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2015
4/21

O-Mです。

明けましておめでとうございます。

 

みなさんもちろん滑ってますよね~!

 

ニセコもシーズン始まりは遅かったけど、順調に地形と太ももは出来上がってきました。

早くみなさんとクルージングしたいです。

 

今回のPICK UP GUIDEの担当ですが、滑りまくっているので文章書くのが苦手です。

来て頂いた時に、精一杯のガイドをさせて頂きますので短めで勘弁して下さい。

 

去年の最高に楽しかったアメリカトリップ「BIG WAVE CHALLENGE」について書こうと思います。


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去年の4/184/28にアメリカオレゴン州Mt.Bachelorで開催されたジェリーロペスさん主催の「BIG WAVE CHALLENGE」に出場してきました。

 

その時ニセコは晴雪で、同じような気候だと聞いていたので薄着で行くと、はじめの2日間は春でしたが、いきなり雪が降りパウダーになりました。

とても幸せでしたが、寒かったです。

 

スキー場は今まで外国で滑った中で一番おもしろく、自然地形がすばらしいSNOWSURFにはもってこいのゲレンデでした。

 

大会のコースは自分らしく滑れるでかい壁が左右、そしてかなり長く素晴らしい波コースでした。

 

2本だけでしたが、もっと滑りたかったくらいです。

大会といってもスタート順も決まってなく、来た人からのスタートでピリピリした感じがなくとてもリラックスして滑れました。

 

優勝は出来なかったですが、Most original Runでお土産をたくさん貰いました!

 

本当にすごい経験をさせて頂いた、ジェリーさん、太郎さん、けんくん、戸倉さん、シェーンさん、リップくん、ローカル、家族、POWCOMpatagoniaGENTEMSTICK、他色んな方に感謝です。

ありがとうございました。

 

またチャンスがあれば、POWCOMのお客さんとも行けたら楽しいでしょうね。

 

今シーズンも楽しく安全に最高のシーズンにしましょう!

みなさん、POWCOMで待ってますよ~

 

O-M

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この文章はPOWCOM Snow Journal ISSUE No.4(2015/1/1配信)より抜粋しております。

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2015
4/18

SUP niseko

3月になったら夏の事を始めよう。と皆で話していたので、まだまだ気分は冬全開なのですが、素晴らしい夏を思い出しながら、SUPの話を書いてみようと思います。


20150418153258.JPG

 

ところでSUP(サップ)を知っていますか?

知らない方もいると思うので、簡単にサップの説明をします。

正式名称は、Stand Up Paddle(スタンド アップ パドル)。その頭文字を並べ読んだ名です。

どういったものかというと、大きいサーフボードの上に立って乗り、長めのパドルで漕いで進む乗り物。

まるで「一寸法師」の様なスタイルで操ります。

 

そしてサップには多様な楽しみが存在します!

私達の行なうサップは「リバーサップ(川下り)」。

ニセコは海も遠くないので、少し慣れた方にもお勧めしている「サップ サーフィン」。

それと海でも少し沖をシーカヤックの様に進むことから、湖で行なうサップまでと環境を飛び越え、かなり幅広いエリアで楽しめるスポーツです。

 

ではここで「川で行なうサップの魅力(川下り)」についての話をしたいと思います。

ニセコの代表的な一級河川は「尻別川」といい、過去に数回「清流日本一」に選ばれている河川でもあります。清流日本一とはいっても一級河川(都道府県が認定するような大きな川)であり、飲みたい程奇麗な訳ではありません。

ニセコではこの川を利用してラフティングも盛んですが、私達はラフティングよりも河口に近いエリアで川下りを行なっています。

瀬は少なく、何方でも下れるぐらいのレベルですが、護岸に生える木々とそこから飛び立つ水鳥が素敵なんです。

 

余談ではありますが、私、じつはラフティングと呼んで良いかは微妙としても、かなり若い頃に川下りの経験(体験)があります。

それは小学生のころ実家の事業の社員旅行兼家族旅行で丹沢の河原へ旅行に行っていた時期があります。そこで恒例だったのが川下りでした。今考えるとライフジャケットも無なかったので危険な香りも蘇りますが、それはさておき丹沢の成功で盛り上がった父親がラフトボート的なボートを借りて来て、近所の川を友人家族と下り、そのまま海に出て江ノ島を廻りました。それはとてもエキサイティングな体験でした。

高度成長期真っ只中であった当時の川は汚かったと思います。確か死んだ犬とかも発見しました。

でも学区内を流れる川の中から見える景色は非日常的であり、珍しそうに橋から眺める人に全開で手を振るぐらいハイテンションだったことを覚えています。

もちろん上流や奇麗な川も存在するでしょうが、エリアで見ると川は一番の窪地であり、多少なりとも界隈に生活圏があれば当然低い所に汚れも集まるのも摂理です。著しい汚濁は川を利用する者にとっては死活問題である為に、ダムについての再考や自然回帰しやすい洗剤使用を推進するのだと感じます。

 

昨年の5月に富士山、立山での滑走ガイドのタイミングでサップも持っていき、神奈川県藤沢市でツアーを行いました。

当時程に長い距離を下りませんでしたが、実家脇から橋2本を潜って江ノ島を廻りました。

乗り物は違えど、小学生当時下った同じ川とコースでした。

今想うと当時よりずいぶんと奇麗になった様に感じます。

そして何よりも確信したのは「水の流れる力に浸かることの魅力」の再確認でした。

とかく川を眺める時って人工物の上や近くから見ることが多くて、護岸整備が必要以上にされてしまっているのが目立って、悪く言えばドブの様に見えちゃったりと。身近な川の印象ってあまり良くはないのではないでしょうか。

しかし水質よりも、護岸よりも、素晴らしい波動みたいなものがあるんですよ!川下りにっ!

サーフィンはそれほど上手くありませんが、波に乗っている時に感じるあの水が押してくれる様な不思議であり特別な感覚の「すごい薄い版」があるんですよね。乗った以上は止まれない~みたいな感じです。

これ以上は体験してみないと分らないので、是非「誰でも乗れるぐらい簡単なサップを用意しているSUP niseko」でやってみて下さい。


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そう!宣伝が先行しましたが、2年前から「SUP niseko」という屋号でサップのガイドを始めました。

当初はすごい低いハードルで考えてスタートしたSUP nisekoでしたが、海で小波を楽しむことや、急流の中でボード上を歩いて重心を変更して操作する感覚を手に入れて行く中で、川の流れに委ねられながらもボードを横乗りの自由度の高い範囲でコントロールすることの楽しさ知りスポーツとしても可能性を感じています。

 

サップはサーフィンの原型とも言われていますが、リバーサップに関しては起源こそおなじですが、技術も道具も安全管理も微妙に異なります。

ちなみに私達の使用するサップは空気を入れて膨らませるもので、質感はラフトボート(ゴムボート)の様です。しかし内部の構造が特別なことで高気圧に出来る為に硬めにすることも可能です。

波に乗る為にはボードは硬く、レールが入ることが望ましいですが、川下りの場合硬いボードだと、いくらゆっくりとした流れであったとしても、少しの浅瀬の玉石ですぐにボードが壊れてしまうからです。パドルの長さや形状も異なってくるでしょう。

スポーツととらえるならば、波乗りであればビッグウェーブであり、川下りであれば激しい流れ (ホワイトウォーター)へとハードなコンディションへと推移し、技術や道具が進化します。

 

私達は「ゆったりとした川の流れ」を基本に行なっておりますが、しばらくは海も遠くないし(日本海も太平洋も1時間前後)、小波でのサーフィンとほどほどの瀬を下ることを基本にサップの魅力を掘り下げて行こうと思います。

 

と、今回はサップに寄ったことを書きましたが、川や海も然ることながら、夏のニセコがほんと素晴らしいです!

 

メルマガを読んで頂いている皆さんは冬のニセコにいらして、ニセコ好きになった方も多いのでは思いますが、夏に訪れたら夏の方が好きになってしまうのでは!?と心配になるぐらい、気候も食べ物も緑も心地良いので遊びに来てくれると嬉しいです。

 

高久智基


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この文章はPOWCOM Snow Journal ISSUE No.9(2015/3/15配信)より抜粋しております。

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2015
4/15

こんにちは!

POWDER COMPANY GUIDESの直也でございます。

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Photo by Kage  :  Rider by Naoya Wada

 

まだ5年目の駆け出しで、誰だそりゃ?って方もいらっしゃるとは思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

今回のガイドコラムは私が担当させていただきます。

文才の無い私のコラムはどうなる事か不安ですが、どうぞ最後までお付き合い頂けたら幸いでございます。

 

さて私のコラムは、ズバリ!

 

POWDER COMPANY GUIDES(以下パウコム) の魅力について」です。

その為に、私がパウコムに勤めようと思った動機について触れたいと思います。

 

それは6シーズン前の事でした。

当時、僕はスキー・テレマークと一通り気が済み、中学生以来のスノーボードへと遊び道具を変更しようと、約10シーズン目のニセコの冬を楽しんでいました。

 

パウコムの存在は、近所という事もあり知っていました。

何度もシマノ・アキュブレイドのハイバックを折ってしまい、知り合いだった故・隆太郎からこっそりハイバックをもらっていましたが、社長には内緒です。

 

そんなある日、アンヌプリスキー場でゲレンデクルージングガイド中の先輩 岡田 (O-M)を見かけました。

 

好天とは言えない状況の中で、フードのないペアリフトにお客さんと乗り、細かいコースの凹凸を一緒に丁寧にインスペクションしていたのです。

 

美しいターンや、エグい角度のターンは何処でも出るのでは無く、コース上の細かく複合された傾斜を知り尽くす事から生まれていたりもします。

 

率直に「価値のある時間」だと思いました。

 

我々の大好きな「snow surfing」には、大変重要な観点だと思います。

ゲレンデクルージングガイドの全てで、必ずやっているトークでは無いと思いますが、その時たまたまそこが重要だったのでしょう。

とても印象的でした。

 

そのシーズンの3月、ニセコモイワでニセコ雪崩調査所所長の新谷暁生氏主催のダウンヒルで好成績を収めた僕は、雑談の中で高久社長から

「興味があったらおいでよ。ハイバックよく折ってる人だよね?」と声をもらい、翌週に悩みを札幌に持ち帰ると、示し合わせたかのように、地元の後輩で日本を代表するプロスノーボーダー「清原勇太」から「パウコムで働き勉強しようか、迷ってる」と相談を受け

決断に至りました。

 

そこで決断した理由は、清原とこれ以前にパウコムの話をした事は無かったから。

 

本当に偶然。同じ所を見ていた。

 

当時アラスカを目指す彼とは、目指している物こそ違えど、プロセスは重複していると思いました。

 

僕は、「何があってもツレを連れて帰る。自分も帰宅する。」

それを完璧に学びたかった。

 

もちろん「完璧」や「絶対」はなかなか存在はしないと思いますが、僕の大好きな雪山は時に、僕の大好きな友人を奪ってしまったりもします。

 

自分の父も尻別川から帰って来なくなりました。

 

自然って、時に恐ろしいですよね。

楽しい山で、楽しく過ごす為に。

 

パウコムの門を叩きました。

 

5年目の今シーズンより、リーダーガイドとしてパーティーを引っ張らせて頂いております。

個々の特色の濃いパウコムで、埋もれないように、自分らしさを出せる様に精進いたします。

 

ニセコでお待ちしております!!

     パウコムで唯一のモス乗りです。モスユーザー様とアンヌプリでモスモス出来るのも僕の幸せの一つです☆

みなさん、待ってますよ~!


MOSS SNOWSTICK

moderate


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この文章はPOWCOM Snow Journal ISSUE No.6(2015/2/1配信)より抜粋しております。

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2015
4/10
日付時間現在気温最高気温最低気温湿度気圧HN24HSTHSFP雪温
04100745C15-6461002----

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【パウダーカンパニー定点観測所について

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POWDER COMPANY GUIDES

北海道ニセコアンヌプリ国際スキー場内にあるDEMO CENTERは、パウダーカンパニーガイドのベースであり、GENTEM STICKの試乗ボードや試着デモ用にSMITHのゴーグルなどもご用意しています。ニセコにお立ち寄りの方は、ぜひ一度お越しください。

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