2015年5月アーカイブ | STAFF BLOG | POWDER COMPANY GUIDES
STAFF BLOG

2015年5月 アーカイブ

2015
5/19
いつも POWDER COMPANY GUIDES ブログをご覧いただきありがとうございます。

今年も世界遺産である富士山を滑らせていただきました!


気になるコンディションはといいますと、
天候にも恵まれ雪質も良く、思い出に残る最高のライディングができました。


今回は台風の狭間の晴れということもあり、当日までずっと天気図と向かい合っていましたが
前日入りした16日は雨が降っていて、富士山は雲の中です。

ただでさえ雪が少ないと言われてる状況での『雨』、コンディションの悪化を感じながら富士吉田口まで
向かいました。

しかし5合目まで来てみれば予想に反し雨雲を抜け、雲海じゃないですか!

そしてそこは中国の方を中心とした観光客で賑わっていました。

ニセコも中国の方が増えたなーと思っていましたが、比べものになりません。さすが世界遺産です。


山を見上げると確かに今年は雪が少なく見えます。が、ピークからつながる大きな沢には
充分に雪が付いていて、滑走には全く問題なさそうです!


20150519155542.jpg

高度順応の為この日は駐車場で過ごし、翌朝6時から富士山ツアースタート。

今回はいつもツアーに参加していただいているベテランのゲスト4名に、
テールガイドは今年POWCOMを卒業した高橋孝精の6人パーティ。

天候は朝から快晴、眼下には雲海という気持ちのいい始まりです!

20150519155659.JPG

登山道は雪もなく、夏の富士山登山を感じさせます。

富士山の登山道は良く整備されていて、登る事だけに集中できてとてもスムーズに足が運びます。

ですがその標高は既に2300mオーバー、前日入りして順応させたものの体の重さと酸素の少なさを感じ、
無理をせずゆっくり登って行きました。

20150519155825.JPG

20150519155853.jpg

山小屋がちょうどいい標高差で建っていて、ついつい休憩も多くなってしまいましたが約7時間かけて
3730mまで辿りつきました。

今回はなんと、アイゼンをまったく使用せず登頂できたんですよ!

山頂の風は予想より穏やかで、
少しの間でしたが登頂できた余韻を楽しみながらの眺めは本当に最高でした。

20150519155929.jpg

肝心の滑走ラインですが、今回は吉田大沢のグーフィー面を狙って行くことにしました。


コンディションは芯があるザラメ状で、上部は斜度もあり気が抜けませんでしたが、
中盤以降はどんどんザラメもゆるくなり極上のコーンスノーを楽しめました!


20150519160014.JPG

20150519160040.JPG

20150519160057.JPG

所々石や岩が転がっていて、それを避ける事も楽しみながら『当て込み』続けて6合目上部まで。

20150519160121.JPG

ここからは歩いて降りる事になります。既に頑張って登った頂上が遥か彼方に見えました。

流石の僕もここ富士山ではお代わりはいけないですねー!

また来年も来るぞという思いを残し5合目まで下山すると、、、やっぱりそこは中国です。

僕らのバックカントリーな雰囲気は全員の注目を浴び、カメラに囲まれてのツアー終了となりました(笑

20150519160203.JPG

富士山は本当にデカイですね!

このスケールの大きさに、ニセコではありえない緊張感を感じます。

今年も怪我や事故なく無事に登頂し、滑り降りてくる事ができました。

参加していただいたゲストの皆さんいつもありがとうございます!


次回はまたニセコでお待ちしていますね!


山田誠


===== 現在開催中・今後開催予定 =============

【POWDER COMPANY GUIDES】
5月23,24日開催 『立山滑走ガイド』 ガイド=岡田修
http://www.powcom.net/schedule.html
今シーズンラストの滑走イベント!

【SUPniseko】
5月16日~23日『SUPniseko in 湘南』
境川を中心としたSUPスクールから江ノ島一周までを体験できる!

6月1日よりスタート!
『SUPniseko 尻別川ツアー』
いよいよnisekoでのSUPツアーが始まります!



Author:


2015
5/18
いつも POWDER COMPANY GUIDES ブログをご覧いただきありがとうございます。


今日は5月9,10日に行われた『立山滑走ガイド』のご報告です。

今年は気温も高めに推移し、立山も雪が少ないという情報もありましたが

毎年行われている『立山・室堂平積雪断面調査』では昨年と同じぐらいという結果。

そもそも毎年の積雪量が6,7mもある立山、1、2m少ないぐらいでも何の問題もないという事です。

まだまだ滑走できますので、時間を作れる方は是非行ってみてください。

20150518170334.JPG


その立山へは富山側からはケーブルカーと高原バス、

長野側からはトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと乗継いで室堂へ
アクセスできます。

富山側は立山~室堂間で往復4310円、長野側は扇沢~室堂間9050円となり、他に荷物料が数百円。

時期によって運行時間や本数が細かく違うので、立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド
しっかり確認してください。


宿泊に使わせて頂いたのは、室堂山荘

掃除の行き届いた食堂や雰囲気あるリラックスルーム、浴場やトイレも想像よりだいぶ綺麗で
清潔感があります。

とても標高2400mにある山荘とは思えません。

その他、宿泊客のウェアやブーツなどが乾かせる乾燥室などもあって、スキー・スノーボードを目的として
来ている方にもとても親切です。


さてここ数年はシーズン始めの11月と、シーズン終わり頃の5月と2回行っている『立山滑走ガイド』

その最大の魅力はなんと言ってもスケールの大きさではないでしょうか?

3000m級の山々が連なる立山連峰が見せる大迫力のパノラマに言葉を失います。


20150518170612.JPG

今回の立山ツアーでは低気圧の接近で到着時、まさかの降雪がありましたが

その降雪と風のお蔭で、縦溝が埋まるという奇跡的な状況が作られました。

高所という事もあり安定しない天候の中、メインガイドである高久智基のジャッジに全てを託した2日間。

結果、ガスの抜けたタイミングでの龍王岳ドロップ、雄山登頂、御前谷を抜けロープウェイ乗り場までの

標高差約800mというロングライディングが叶いました。

20150518172724.JPG

20150518170748.JPG

20150518175805.JPG

黒部ダムを取り囲む山々、その大きすぎるスケールに時折恐怖すら感じながら

広い斜面にターンを刻んできました。

20150518170528.JPG

アルパインと表現できる急斜面と、ロングライディングを楽しむ事のできるビックスケールの立山は、

怪我なく無事に滑り切って帰ってこれた事を、嬉しいと思える険しく厳しい山でもあります。

そして今回は気温の低下と強風もあり、想像以上に寒さを感じる場面も多くありました。

立山に入山の際は、バックカントリーの基本装備はもちろん、防寒などにも抜かりのないよう準備されることをおすすめします。

20150518185830.JPG

今回ツアーに参加して頂いた皆様、本当に内容の濃い『立山ツアー』になりましたね!

次はどんな立山に出会えるか、今から楽しみです。

また、雪の上でお会いしましょう。


スタッフ Gaku



===== 現在開催中・今後開催予定 ================================


【POWDER COMPANY GUIDES】
5月23,24日開催 『立山滑走ガイド』 ガイド=岡田修
http://www.powcom.net/schedule.html
今シーズンラストの滑走イベント!


【SUPniseko】
5月16日~23日『SUPniseko in 湘南』
境川を中心としたSUPスクールから江ノ島一周までを体験できる!

6月1日よりスタート!
『SUPniseko 尻別川ツアー』
いよいよnisekoでのSUPツアーが始まります!



Author:


POWDER COMPANY GUIDES

北海道ニセコアンヌプリ国際スキー場内にあるDEMO CENTERは、パウダーカンパニーガイドのベースであり、GENTEM STICKの試乗ボードや試着デモ用にSMITHのゴーグルなどもご用意しています。ニセコにお立ち寄りの方は、ぜひ一度お越しください。

CALENDAR

MONTHLY

LINKS

top
ENGLISH | JAPANESE