ジャパンプライド
Date:2014.12.24
Category: その他
こんにちは!前回に引き続き、個人的な見方より、ひとつの題材を掘り込んで行こうと思います。
少々偏った表現もあるかもしれないけど、ここはメルマガベースという事で勘弁して下さいね。
ジャパンプライド
初めてメーカーから物品提供を受けたことを思い出す。
確か、ボードとT-シャツだった。
「これで行く」と心に決めた。
10代後半だった僕にとって、あの時頂いたT-シャツは、お金を貰う以上の価値がありました。
それから20年以上、時の経過とともにスポンサーやメディア、プレイヤーに対する影響力は変化しています。
しかし今なお活動を継続出来るのは、スポンサーとファンそして仲間に恵まれたことに他なりません。
感謝しています。
ライダーって何だろう?
平たく言ってしまえば、各競技のフィールドで使用する商品を製造または販売している会社の製品を宣伝、またより良い製品を開発する上での情報提供という仕事になるのでしょう。
スポーツ選手の選手生命は、サラリーマンに比べると短い。
とかく滑りで"唯一無二"の時期を過ごす期間は更に短く、ここで得られた経験と実感を次なる段階に繋げて行くことが、スノーボードを1本のライン上で続けて行く上では大切になると思います。
私は一旦お付き合い(契約締結)すると長く継続する傾向にあるようです。沢山のメーカーと契約してきた訳ではないので、偏りはあるかも知れません。
とは言っても、最初にサポートを頂いてから、20年以上が経っているので20社位とは契約書のやり取りをし、とても良いスポンサーに恵まれたことが誇りです。
日本以外の大国に本社がある起業と契約をした時には、スノーボードで使用する物以外に沢山の商品の提供を頂いたり。
ひとつの広告写真が10冊を超える媒体に掲載されたりと、印象に残る経験もさせて貰いました。
その時期(16年前)から始めた「POWDER COMPANY GUIDE」へのサポートも平行して行なって頂くことで、POWDER COMPANYも志を高く進めたのだと感じます。
メーカー、ショップ、一般企業、個人と様々な契約形態で支援を頂き、その時代に取り組むべきものにチャレンジすることが出来ました。
その中でも特筆すべき事例として、"国内メーカー"との契約において得られた経験と責任は、今後も自分の宝となるものと確信しています。
"広告塔"として唯一無二の存在として扱われることはライダーとして素晴らしいことですが、前述したとおり長期継続のものではありません。
フィードバックから「業界の常識を変える様な商品開発」に携われることや、経験とともに伴う「人間関係」を活かすチャンスが国内メーカーには多分にあって、またその責任も大きいのです。
40歳を超えて、ふと気付けば、自分だけが良ければOKではない立場と環境。
今後は出来る限りスノーボードを継続して行くことが本質となる時期へとなっています。
身体が元気なことは大切なことです。しかしこれだけでは継続することは不可能でしょう。
今ある環境を歓びつつも奢ることなく、進んで行きたい。
"わらしべちょうじゃ"の様に今手にあるものの価値を再認識しなくてはならない。
それこそが次なる宝を手に入れ、やりがいをも手にする手法だと思うのです。
何しろ最初はゼロだったんだから、最後には自分を信じるんですけどね!
今後ともよろしくお願いします。
Author: パウダーカンパニー