CINEMA CARAVAN in NISEKO
Date:2023.08.07
Category: EVENT & INFO
CINEMA CARAVAN in NISEKOはご存じでしょうか?
8月6日から、ニセコヒラフで第一回目のCINEMA CARAVAN in NISEKOが開催されます。
8/6-13の期間で、ニセコヒラフに特設されたGREEN PARK内の野外スクリーンにて日没(19時)から21時までの時間帯に映画を上映するイベントです。
入場料:無料
上映時間:19:00-21:00
開場:10:00-21:00
上映&イベントスケジュール詳細:https://instagram.com/niseko_hirafu_greenpark?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
事の始まりは、2023年冬の時期にCINEMA CARAVAN代表の志津野雷からの電話だった。
「高久さん、お元気ですか?」
「実は、東急本社より逗子海岸映画祭をニセコヒラフで開催できないかとオファーを受けました。」
「私はニセコローカルではありませんし、現地を荒らすような事は避けたいです。」
「そして地元の方々に関わって頂けないと良いイベントにはなりませんし、何より継続して行うことが重要だと考えているんです!」
そう話す彼との関係は、私の出演するスノーボード関連の作品を、『逗子海岸映画祭』で上映してもらった事から始まりました。
15年前からスタートした彼らの活動は湘南を離れニセコに暮らす私にも届いていて、誇らしくも後輩のエネルギーに嫉妬感を抱いたことを憶えてます。
同時期に後輩でニセコと湘南を行き来する佐々木優が彼らの活動に加わり、CINEMA CARAVANが成長してゆく段階を聞かせて貰ったことも懐かしい記憶です。
2000年初頭より海外に「雪質」を注目されたニセコ。
2023年、コロナ騒動も一定の終息を得た現在では、観光客数はそれ以前の誘客数に戻りました。
90年代にペンションを営み土地を所有していた地元の先輩達のほとんどが、過去15年間の間に売却してニセコから引っ越してしまい、そこには外国人が世界に目がけたビジネスを展開しています。
圧倒的な経済的な力を感じつつも、今なおニセコに暮らす中で、私たち日本人の活動や過去に先人達が築いてきた文化が礎となっているのも関わらず、それを伝える人や機会が少ないことも実情であることが、寂しくもまた現実でもあります。
私は湘南で生まれ育ちましたが、21歳にニセコを知り、魅了されたひとりです。
それからバックカントリースノーボードの世界を追求すべくニセコをベースに世界の雪山を滑る機会を頂きました。
世界の雪山を滑るにつれて、如何にニセコが、そして日本が雪国として素晴らしい環境にあることを認知しました。
志津野雷は、「僕は地元ではないから。」
と話しますが、彼を始めCINEMA CARAVANの方々は、育ち暮らす地域をより良くしたいと行動を続けた者たちです。
私に相談の連絡を頂いた時に、彼らなら過去からのニセコの文化の成り立ちを客観的にも表現してもらえるものだと感じて、裏方として協力させて頂く気持ちになりました。
ニセコの映画祭は今年産声をあげるところです。
とても弱い存在でもありますが、今を生きる地元の若者達が居ります。
実行委員の三浦一斗を始めニセコに暮らす方々が当イベントをきっかけに未来に活きるコミュニティを強固にしてゆくことを楽しみに見守っていきたいと感じています。
さぁ。今夜から始まるニセコでもイベントを共に創りましょう!
映画祭でお会いすることを楽しみにしています。
株式会社パウダーカンパニー
高久智基
Author: パウダーカンパニー