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バックカントリーギア(3種の神器)を持つ意味~高橋孝精~

Date:2015.03.10 
Category: その他


こんにちは!ガイドのこーせいです。

いつまでも新人だと思っていたら、もうパウダーカンパニー6年生になりました。

恐縮ですがコラムを書く日が来るなんて...

先輩達がみんなメイクしたコラム、僕なりに書いてみましたので何か皆さんなりに感じて頂ける事があればいいなと思います。


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Photo by KAGE / Rider : Kousei Takahashi

 

毎日サイコーって言ったり聞いたりしてますが、その反対側にならない為にも...

 

僕のテーマはバックカントリーギアについて。


ギアの詳しい事は解決!岳ネットの「岳店長」に聞いて頂いて、僕は

「バックカントリーギア(3種の神器)を持つ意味。」

ということについて書こうと思います。

 

パウダーカンパニーのバックカントリーツアーにご参加の方には必ず持って頂いているバックカントリーギア。

ビーコンにプローブ、スコップ。

今はインターネットで検索すると沢山通販できる物が出てきますよねー

僕はまだ先輩達に比べたらスノーボード歴もバックカントリーの経験も少ないですが、僕がバックカントリーギアに興味を持った時よりだいぶ身近になったと思います。

 

この道具は山で雪崩にあってしまった場合。

雪崩に埋まってしまった人を救出する道具、ビーコンは埋没した場合、居場所探し出す、教える道具です。

もちろんお金を払ってギアを買い、山に持っていけばオッケー!って事ではありません。しっかりと使い方をマスターしなければ道具を持っている意味がありません。

 

誰も雪崩に遭遇したくありませんし、絶対雪崩が起きないということもありません。

もしビーコンを持たず雪崩に巻き込まれた方を捜索する場合。

 捜索が困難になるのは簡単に想像できると思います。

 

世の中には親切な方がいっぱいいます。

知らない人が雪崩に巻き込まれても助けに来てくれる方がいると思いますが、

しかしそんな親切な方々を危険に晒されている時間を長くしてしまいます。

ボクだけなら...そのような考えでも事故があった場合一人だけではないのです。

 

「ちょっとすぐ近くだから何も道具いらないよー」

そんなことはありませんし、絶対はないけれど用心していたら万が一の場合少しでも事態は良い方向にいってくれるんではないかと思います。

 

プローブは埋没者を捜索する道具ですが山の中で骨折した場合副木としても使えます。今は雪国以外でも雪が降ることが珍しくないですね。

シャベルをもっていたら河川敷にジャンプ台作りにだって行けますよ。

 

雪山には沢山の危険があり雪崩はその中の一つでしかありません。

遭難や立木衝突などに比べると致命的事故になりやすいのが雪崩だと思います。

雪崩に遭遇しないのが理想ですが、万が一の場合少しでも生存の可能性を高める為、自分の為だけでなく他の人の為にもバックカントリーギアを持って山に入ってもらえたら良いですね!

 

もしかしたら、このメルマガを読んで頂いている方々はみなさんギアをお持ちかもしれません。

これからバックカントリーに出たい!という方が近くにいたら教えてあげてもらえたら嬉しいです。

お持ちの方ももう一度説明書を眺めて見たり、ビーコントレーニングなどしてみてはいかがでしょうか?

2月半ばになりパウダーシーズンはもう少しかもしれませんが、スノーボードシーズンはまだまだ。

もう一度シーズン前にしていたこと、考えていたことやってみる時期かもしれません。

 

僕ももう一度と言わず何度も捜索トレーニングしておきます。

そして何より雪崩の危険性が高い日その斜面に行かないのが大切ですね!

 

雪が無くなる時期まで楽しく滑り、シーズンが終わった時には沢山の事に感謝しながらビーコンの電源をOFFに出来るよう安全に楽しんで行きましょう!


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この文章はPOWCOM Snow Journal ISSUE No.8(2015/3/1配信)より抜粋しております。

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Author: パウダーカンパニー

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