ばくち打ちのような大一番の賭けに勝った
Date:2023.03.03
こんばんは、Kageです。
今日は写真家渡辺洋一さんからのご紹介で来られた今季新しく白馬に出来たKANOLLY RESORT3名様の貸し切りBCツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。
今朝は久しぶりに5cm前後の降雪が昨夜からあり、これは場所を選べば結構良いのでは?と期待しながら出勤した。天気予報サイトによっては晴れマークが付いている所もあれば、雲りとなっていたり、雪となっていたりとそれぞれバラバラの予報が出されていた。果たしてどれを信じて良いものか?という感じだった。POWCOMでお客様を待っている時間にも、晴れている時間があったかと思えば、横殴りに雪が降り視界不良の時間もあり、行き先を決めるのも困難だった。しかし、リーダーガイド山田誠は、雨雲レーダーで細かく雨雲の切れ間を確認しつつ、普段僕らが信頼を置いている天気予報サイトの晴れマークを信じて晴れていないと行けない樹林帯の殆どない山をチョイスした。その決断は、この真っ白な天候の中ではまるでばくち打ちのようなかなりの賭けとも言えた。そう我々は大きな賭けに出たのだ。晴れなければ殆ど木がないので方向感覚を見失い、まともに滑走出来ない可能性すらあるのだ。
歩き始めて暫くしてお目当ての斜面の頂上が見えてきた、「どうかこのまま晴れていて下さい!!」と心の中で祈りながら歩いて行った。上部の稜線は爆風が吹いていたのと、昨日までのカリカリのクラストの上に15cmくらいのパウダーが載った急登にスノーシューが滑ってしまいお客様達は苦戦を強いられた。それでもなんとか晴れている間に登り切り、僕らは順々に斜面へと入って行った。恐る恐るそぉ~っとターンをする感じで行けば、場所によってはかなり良い感じで久しぶりにオーバーヘッドのスプレーが飛び、スプレーに包まれることが出来た。強風の影響で晴れてはいても地吹雪が吹き、細かく舞った雪が一枚フィルターが掛かったようなクリアではない視界になってしまっていたのが非常に残念ではあったが、我々はばくち打ちのような大一番の賭けに勝ったように、晴れとパウダーをメイク出来たのだった。一安心です。
ニセコバックカントリーのメジャーポイントの一つにご案内。
爆風とカリカリの上に載った新雪が滑って登るのに苦戦したお客様達。
皆さん本格的な初めてに等しいと仰ってましたが、とんだエクストリームな登りを経験して頂きました。
上部は本当に爆風だった。
登り切った安堵感は半端じゃなかった。そして、景色も最高だ。
雪を確かめるかのようにターンする代表者のSさん。
ダブルSを描くKさん。
良い感じにスプレーを飛ばすWさん。
まるでハイシーズンというスプレーを飛ばす本日のリーダーガイド山田誠。
テールガイド佐野雄介。
Author: Kage Photo
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