PHOTO SESSION BLOG

ツワモノ揃い、動けるアラフィフのTHE DAY

Date:2022.01.10

こんばんは、Kageです。
今日は3連休の最終日、BC HIKEツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。

今日はニセコなだれ情報によると15~20cmの降雪があり、昨日のトラックは場所によって完全には消えていなかったが、3連休で無数に付いていたトラックを思えば、はほぼ消えてリセットしていたと言って良い。等圧線も広がり、風もなく穏やかで早朝は白っぽい天気だったが、徐々に晴れ間が見えてきた。ふわっふわの雪が綿あめみたいに木に積もっていて実に綺麗な朝だった。大方の天気予報は曇りだったが、サイトによっては晴れマークや雪マークも付いていて、気圧配置図的にもどっちに転んでもおかしくない読めない天気だった。

山に向かう頃にはかなり良い天気となったが、あまり期待しないようにしようと思いつつ、期待せずにはいられない、そんな素晴らしく美しい朝だった。山に着いて登る準備をしてスノーシューで歩くと、深い所はスノーシューを履いていても腿~股の深さで深い指数はかなりのモノだったが、雪はふわっふわのシャンパンパウダーで、無抵抗のような軽さだった。

リーダーガイドの山田誠は、3連休の人の多さと、昨日までのトラックの入り具合、読めない天気で出勤時の段階でも今日何処に行こうかと?悩んでいたが、選んだ行く先はアンヌプリ山の某ポイント。そこは下からハイクして行く方法と、山頂ゲートが開いていればトップリフトからハイクして山頂を経由して滑って行く事が方法がある。僕らは前者だが、モタモタしているとリフトを使って上から来る人達に先を越されてしまう。折角登って滑るのだから出来ればノートラックなど良い条件で滑りたい。またこの晴れ間がいつまで持つのか分からないので出来れば急ぎたい。駐車場には既にいっぱい車が停まっていたし、既に僕らが滑ろうと思っているポイントの付近には、大勢の人影がある。やはり3連休という感じで、出遅れた感と逸る気持ちの中、僕らは登り始めた。

登り始めてちょっとすると大分雲が多くなってきて、もしかして晴れの時間に間に合わないのか?と不安にもなったが、ドロップポイントに到着した時には再び青空となったものの、その後に大きい雲が控えていた。リーダーガイドの山田誠がこの超ディープな雪の中をずっとラッセルを頑張ってくれた甲斐あって、恐らく上から滑り込んで来る人よりも早く、ノートラックの状態で斜面に立つことが出来た。あとは光が無くなってしまう前に滑り出せるか?だ。若干お客様を焦らせて滑る準備をする。ゲレンデも競争だが、場所によってはバックカントリーエリアでも競争が必要となる。これがニセコだ。そして、我々は無事に全員青空の中超軽いディープパウダーの極上斜面を滑る事が出来たのだった。いやぁ~この上なく最高だ。

続く二本目は、残念ながら雲が入ってしまったり、山のルールを知らない上から来た人に横入りをされたが、雪は最高だ。そして、登り返しての3本目は、あれだけ人が居たので狙っていた斜面は既に入られているかな?と思ったが、なんとノートラック。それを見て、これまた山田誠がハイクのペースを上げ、猛チャージして斜面のドロップポイントに先に立ち、斜面の優先権を得る。その段階では晴れていたが、全員がドロップポイントに着く頃には、また光が無くなっていき、小雪まで舞い始め、やがて真っ白になってしまった。う~ん、あれだけ綺麗な光のノートラック斜面を見せられて、目の前でそれを奪われた気分だ。暫く視界が回復するのを待つが、一瞬太陽が見えた時があった後は、回復する気配すら全く感じられない程、真っ白な世界になってしまった。待つ事数10分。諦めかけたその時、急に雲の隙間から青空が覗かせ、次第に広がっていった。この光はそんなに長くは続かなそうだが、僕の理想は木漏れ日が綺麗な場所なので、しっかり斜面に木漏れ日が入るくらいまで光が欲しかった。しかし、それを粘って待って結局光が無くなってしまうなんて事も良くある話だ。見極めが肝心だ。そして、今日は総勢10人と人数も多いので、全員が光のある内に滑り終えるにはある程度時間も掛かるのでそれも計算に入れないといけない。僕は難しい判断を迫られたが、しっかり木漏れ日が入るまでにはならなかったが、ある程度の所でGoサインを送り。山田誠から滑り出す。そして、狙い通りのターンで大きなスプレーを上げ、皆から歓声が上がる。それから光が無くならない内に手際良く順次滑り出し、皆大きなスプレーを上げてゆく。結局3本目もバッチリ全員が光のある中を滑れて、その後直ぐに光が無くなった。なんとも素晴らしい神がかったタイミングだった。

今日は総勢10人と大所帯だったが、全員が1人で参加で、POWCOMの中でも割と滑れて登れるツワモノ揃いで、その内8人が登れて滑れるアラフィフチームだったのだが、メンツ良し、天気良し、タイミング良し、雪は極上の超ディープと、色々揃ったTHE DAYとなったのでした。最高!!


初期からGentemstickライダーに名を連ね、現Gentemstickの社員である遊佐雅典。




1本目トーサイドターンを決めに来たNさん。




ニセコ長期滞在初日からハイクしてTHE DAYを当てたNさん。




2日連続でご参加頂いた非常に上手なスキーヤーSさん。




唯一のPOWCOM初参加Sさんの2本目。いきなり凄い日にご参加頂きましたね。




Gentemディーラーでもある秋田県由利本荘市にあるサーフ&スノーのお店「atomoon」のオーナー工藤さん。




キメ細やかなクリーミーな泡のようなスプレーを上げるYさん。




他の人より先に斜面を滑れるのか?光がある内に間に合うのか?時間との勝負だったハイク。




3本目リーダーガイドの山田誠のトーサイドターン。




テールガイド中村美峰子。

Author: Kage Photo

kage

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