PHOTO SESSION BLOG

ニセコで有数のエクストリームラインへ。

Date:2024.02.13

こんばんは、Kageです。
今日は連日ご参加の常連様2名と香港からのリピーター様ご夫婦とBCツアーにてPhoto Sessionしてきました。

昨日のBlogでもお伝えした通り今日から今年一番の暖気流入でニセコは町でプラス7.7℃まで上がり、全道各地至る所で2月の観測史上最高気温の更新となる中、ニセコはそれは免れました。しかし、本来ならハイシーズンの2月中旬なのに4月上旬の気温となりました。そして、今日は何と言っても爆風。海上ではツアーの時間に風速29m/sという猛烈な風が計測され、山では平均で10~15m/s、瞬間では25m/s近い数値が計測される爆風コンディションでした。お蔭で山では暑さを感じず、むしろジャケットを羽織ったままハイクしていても、湿気があったせいか少し寒さを感じたくらいでした。

そんな天候の中、我々は今日ニセコの中では有数のエクストリームな急斜面に行って来ました。そこは個人的には幾度か来ている斜面ではありますが、ツアーで来たのは僕の18年のPOWCOMの歴史の中では初めてでした(POWCOMツアー初ではない)。降雪はありませんが爆風の最中の風下斜面ですし、ニセコきっての急斜面ですし、雪崩には充分に気を付けなくてはならなかったので緊張感がありました。お客様は斜度に加えて、切り立った谷合を抜けるシュート地形にかなり緊張された事でしょう。僕らでも緊張感がある斜面なので、お客様にとって尚の事だと思います。雪は山で暑さを感じなかったお蔭で、僕らが滑っていた標高帯と方角は良い雪がそこそこキープされていて、場所に拠りますがオーバーヘッドのスプレーも飛ばせるくらいで最高に気持ち良かったです。こんな高い気温の中、そう思えるのは有難いですね。

本当ならもう何本かこのエリアに残されている良い雪を滑りたかったのですが、爆風の影響や深くて重い雪の急登の登り返しに予想以上に時間が掛かってしまったり、今日ニセコを出発するお客様の帰りの時間もあり、帰る方向となったのですが下山する最後の斜面は高温の影響で妖怪板掴みが発生していました。そこで初めて気温が高かったことを実感したくらい、良い雪のエリアに居たのだなと改めて思いました。

しかし今日は斜面も爆風も急登も、皆さんにとっては凄い経験をされましたね。連日ご参加の常連様達とは、数多くの思い出がありますが、また一つ忘れられないツアーとなりました。Oさん、ギリギリバスに間に合って良かったですね(笑)。ギリギリになってしまって申し訳御座いません。下山したら下界は3月か4月のような雰囲気でした。


5年前にツアーに参加してくれ、「トマムでの私達の結婚式に写真を撮りに来て!」と言ってくれた香港のご夫婦が久しぶりに戻って来てくれた。




朝は青空も見えていて、期待を胸に目的地を目指す一行だが、山の上は予報通りの爆風だった。




ニセコでも有数の急斜面のシュートに吸い込まれるKさん。「斜度にビビりましたが、途中脳内から何かが出ました!」って言っていた(笑)。実際にこの斜面の上に立つと圧倒される迫力満点の景色だ。




紅一点、急斜面のグーフィーでナイスターンを見せたCさん。登り返しに疲れて、「もうバックカントリーに行きたくない!」って笑って言っていたけど、また行こうね(笑)!!




3回目のスプリットボードでの急登は試練だっただろうけど、Eさんの経験値は大幅アップですね。




昨年POWCOMに来て初めてBCを経験し、今日22回目のツアー参加という驚異的なペースで経験し、それに伴ってハイクスピードから何からしっかりと身に付いているOさん。そんなOさんも今日でまた経験値大幅アップですね。




ツアーの最後には空からの光芒が僕らに射し込み、空に吸い込まれるんじゃないかと思った。今季ツアー中にやたらと光芒に遭遇するのは何故だろう?




写真では分かりづらいがオーバーヘッドのスプレーを上げる本日のリーダーガイド山田誠。




切り立った崖に当て込むテールガイド佐藤岳。

Author: Kage Photo

kage

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