フィルムクラストを体験したい!!
Date:2023.03.28
こんばんは、Kageです。
今日は2組3名のお客様とBackcountryツアーにてPhoto Sessionしてきました。
今日はハイシーズンにも来るけど毎年春を楽しみにしているT親子と今月9日に常連様のご紹介で初めてPOWCOMにご参加頂いたMさんの計3名だったのですが、そのMさんは先週20日に僕がインスタで「遂にフィルムクラストの出現で第2のハイシーズンが開幕です。」とフィルムクラストのツアー写真を投稿したのを見て、「インスタ見て我慢出来なくなったので27-29日で行きます。フィルムクラストを体験したいです!!」と僕に直接メッセージをくれたのだった。僕は「フィルムクラストが決まるかは分かりませんが、お待ちしてます!!」と返信をして迎えた今日。ツアーに参加出来るのは今日28日のみだったが、なんといきなりフィルムクラストを当ててしまいました。毎年春来ているT親子は今までフィルムクラストを当てたいと願っていながら、数日ズレてニセコから帰った後にフィルムクラストが決まったり、直前で雨や雪が降ってしまったりと、なかなかタイミングが合っていなかった。ニセコで常に虎視眈々と狙い続けている僕らでさえも、シーズンで僅か数日しか滑れないフィルムクラストだけに、お客様がそのタイミングを当てるのはなかなか難しい。勿論一番良い時期に1週間くらいニセコに滞在して貰えればかなりの確率で当てられるかもしれないが、普通はそんな長い日程で居られない。なので、言えるのは一番良い時期に毎年足繫く通う事、それしかない。可能なら春に2回来れたら可能性はかなり高まるだろうし、1回の日程も2泊3日と言うより、少しでも長い滞在期間にした方が当然可能性は高まる。僕らもかなりフィルムクラストを当てる技術は高まって来ているので、もしフィルムクラストを体験したいと言うなら是非頼って来て貰えたらと思うが、ハッキリ言っておくが今回のMさんのように簡単に当てられる代物ではない。フィルムクラストの存在すら知らなかった人が写真を見て「これを体験したい!」と2泊3日で来て、当てられたのは奇跡なのか、持っているのか、何とも説明しづらいが、行動力と気持ちが導いたのは間違いない。そして、手前味噌だけど僕らのフィルムクラストを引き当てる技術・読み・経験があったのも間違いない事を付け加えておこう。
兎にも角にも今日、僕らは狙いは夕方と判断して、13時にPOWCOMで集合と通常の朝の集合ではなくツアーを行った。T親子も今日ニセコ入りで11時頃に到着という事もあり、T親子からしてみたら朝早く起きて飛行機乗って移動して、ニセコに着いてちょっとしたら山に連行されるというスケジュールだが、到着日にツアーに参加出来て、しかも念願のフィルムクラストを当てられたのだから最高でしかない。毎年ちょっとズレていたフィルムクラストが初日から当てられて、しかも明日も可能性があるのだから笑いが止まらない。一昨日から昨日にかけてニセコは雪が結構降ってしまい場所によっては結構なパウダーが積もってしまっていたのだが、それが降っていなかったら全面かなり良い感じでフィルムクラストが決まっていただろうが、その新雪がまだらになっていて、新雪が付いていない所はもう超極上のバリバリのフィルムクラストとスーパーディープザラメで、輝く見た目も滑り心地も、そしてあの滑った後にガラスの破片みたいなフィルムクラストの破片が斜面を駆け落ちて来る音が、波の音ともオルゴールの音とも言える最高の音なのだが、今日はフィルムがバリバリに決まっているせいかゲリラ豪雨がアスファルトを打ち付けるかのような音でした。そんなビカビカの見た目も滑り心地も音も初体験をした今日ご参加の3名とも大興奮でした。「パウダーより好きかも!」って言葉があったが、パウダーとも甲乙付け難く最高で、この極上の春雪を味わってしまったら堪らなく春が好きになるに違いない。けど、この極上の春雪を滑った事ある人ってほんと少ないんだよなぁ~。僕はニセコに住んでいる人でも少ないと思っているくらい、きっと皆さんが思っている春雪とは別物だから、一度騙されたと思って体験しに来てみて下さい。フィルムクラストは当てられなくても、極上のザラメはかなりの頻度で味わえるから。まぁ~そんなワケで今日は最高の一言に尽きるツアーでした。
今日のフィルムクラストは降ってしまった雪のせいで残念ながら全面ではなかったが、本当にバリバリのしっかりとした膜(フィルム)だった。
先週フィルムクラストの写真を見て我慢出来ずにやって来て直ぐに当てるという神業を成し遂げたMさん。凄い!!
前回来た時にガッツリ踏んでカーヴィングするMさんにGentemstickのSpeedmasterをお勧めし、試乗したらとても気に入って頂けて直ぐに注文して下さった。来年はSpeedmasterで極上の春雪を滑って貰いたいですね。今日乗れていたら良かったけど。
ナイスターンだったのでMさんの写真をもう一枚。「ここは超気持ち良かった!!」と満面の笑顔で仰ってました。
18歳写真部の大学生Y君。
モノクロの表現も写真部のY君に気に入って貰えたが、実はこの写真普通こんな所滑らないっていうガードレールの横の小川の落ち込みで撮った写真(笑)。そんな写真って分からないでしょ!?
何度目の正直か分からないが数年越しの思いが叶ってようやくフィルムクラストを当てたTさん。
スーパー極上だったフィルムクラストとスーパーディープザラメのミックスだった斜面を滑るTさん。
ガラスの破片のようなフィルムクラストの破片が落ちて来る様子が面白かった本日のリーダーガイドオームの写真。写真に音が付けられないのが残念だ。
パリパリ餃子のようなフィルムクラストの斜面で思いっきりターンをするオーム。オームやMさんのように思いっきり板を踏んでたわませてターンする人には、もしかしたらパウダーより春雪の方が気持ち良いかもしれませんね。
Author: Kage Photo
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