予想を遥かに超える素晴らしいコンディション

こんばんは、Kageです。
今日は５月５日こどもの日でGW最終日と言うのか？何なのか分かりませんが、ニセコのスキー場の今季営業最終日でした。しかし、僕らはそちらには目もくれず　山に向かいました。
※スキー場の営業は本日で終わりですが、バックカントリーツアーはお客様のご要望と雪がある限り続きます。

お客様はお一人でご参加のリピーター様２名。天気はここ数日雨や雪や強風となっていたが、今日は風は強いが久しぶりの終日晴れ予報で気温も上がる予報だった。そこで心配なのがストップスノーだ。一昨日しっかりと降った新雪が、まだザラメになっておらず晴れて気温も上がればストップスノーになってしまうのではないだろうか？と思っていたのだ。そこで今日のリーダーガイドの佐藤岳は、東西南北全方位にイージーアクセス出来る山をチョイスし、実際行ってみて可能なら全方位、もしくは良さそうな面を選んで滑る事にした。

行ってみると先日の新雪が予想以上に解けて雪が黒くなってなっている所があり、まだ新雪が解け切っていない白い部分を避けて滑れば、ザラメになっている所も結構あり、案外気持ち良く滑れそうだった。歩いていても白い雪はスノーシューにもベットリをくっ付き、あからさまにストップスノーというのが見て取れた。そう、今日は白い雪を避け、黒い雪を狙って滑れば良いのだ。

結局今日は東西南北全ての斜面を滑ったのだが、黒い雪の箇所を狙って予想を遥かに超える素晴らしいコンディションを滑る事が出来た。特大オープンバーンや僕が何年もずっと滑りたくて狙っていた大きな沢など滑走距離の長い斜面が特に素晴らしく、お客様も大満足の大興奮でした。いや、お客様だけでなく、僕らスタッフも全員大興奮の素晴らしい斜面と雪のコンディションで本当に最高でした。リーダーガイドの岳が滑り終わって「いやぁ～ほんと春って最高！！やっぱり春だなぁ～！！」と言っていたのが印象的でした。


一昨日の新雪の悪影響が心配だったが、予想以上にザラメが育っている事もありました。




まずは北斜面のキラキラとしたザラメを滑るSさん。




ピークに登って反対側の南側をチェック。




アンヌプリと羊蹄山をバックにハイスピードで滑るCさん。




再度ピークに登り返して、今度は東面の特大オープンバーンを実に気持ち良さそうに滑るＳさん。（今日は1人写真２枚ずつ掲載しちゃいます）。




実に素晴らしいコンディションだった斜面に刻まれた自分のトラックにニタニタしながら登り返す一行。




そして、これまた素晴らしかった沢を滑るCさん。




沢のグーフィーに当て込むリーダーガイドの佐藤岳。




ザラメでスプレーを上げる岳。




南面でスプレーを上げながら滑るテールガイド中村美峰子。




特大オープンバーンで気持ち良さそうに大きなターンを描く中村美峰子。




最後は皆でハイタッチ。いやぁ～今日はほんと棚から牡丹餅ってくらい予想を遥かに超える素晴らしさでした。

Author: Kage Photo