今年の遺影更新ツアーは劇的なクライマックスでした。
Date:2024.01.20
こんばんは、Kageです。
今日は毎年恒例の遺影更新ツアーでした。
遺影更新ツアーとは、もしも亡くなった時の遺影に、大好きだったスノーボードを心底楽しんでいる姿を毎年撮影して最高の遺影を残していこうというもので、6~7年前から今回のお客様を中心に始まり、継続しているものだ。残念ながら今回参加者は例年に比べて少なかったが、そもそも今年は毎回ご参加頂いているお2人ともが捻挫や肩が上がらないなどの不調で「今季は開催出来ないかも…」と伺っていたので、今日開催出来ただけでも良かった。
ここ数日ずっと晴れていたのに今日は残念ながら曇り予報。曇り予報なのに、朝には20cm程の非常に軽い降雪があり、降雪は当然有難いのだが、気温がちょっと高めなので雪の粒が大きく、1本目と2本目はかなり雪にピントを持って行かれて撮影が大変だった。1本目なんてかなりの視界不良。しかも、20cmも積もったため事前に選んでいた緩いオープンバーンは斜度が無さ過ぎてスピードが乗り切らない。そこで当初予定していたプランを変更し斜度のある斜面に行く事にした。今日ご参加の3名は63歳、62歳、今年還暦の59歳という方々なので、「出来ればあまり歩かず」というご要望を頂いていたものの、結局斜度のある急登をする事に…。全員急登・直登に優れたVertsやUplandを履いていた事もあってか、意外にも若い方でも苦戦する急斜面の登りに皆さん良いペースで登ってくれました。登り始めは、さっきまでの視界不良が嘘のように晴れていて「今滑りたい!!」って感じでしたが、残念ながら登り切った時には晴れ間は無くなり、またしても大粒の雪が降ってきてしまった。せっかく登ったし、今日のツアーのメインディッシュとなる斜面なので、また晴れる事を期待して休憩がてら晴れを待つ事にした。数10分待つと太陽と青空が薄っすらと姿を現してくれたので、僕は急いでカメラポジションに移動し、直ぐに撮影出来る体制を取った。しかし、視界は悪くないのだが、すっきりと晴れてくれない。その内、また天気が悪くなりそうな雲が迫って来て雪も降り始めたので、仕方がなく滑る事にした。今回は斜度もあって、ディープなパウダーを堪能出来たのだが、遺影を更新するという意味では天気に恵まれなかった。しかも、滑り終わって登り返す準備をしていたら、またしても晴れて来ると言う何ともタイミングが悪いと言うかタイミングが合わない。こればっかりは仕方がない事なのだが、「今日はこんな風にタイミングが合わない1日なのかな?」と思って最後の登りをしていると、名も無き山のピークに到着する手前で凄く良い光が入り始めた。そして、そのピークからの2本はバッチリな光と雪に当り、最後の2本で今日の全てが報われるような撮影が出来たのだった。終わり良ければ全て良しという感じで、今日は最後の最後で全てをひっくり返すような逆転サヨナラ満塁ホームランという劇的なクライマックスが待っていたのだった。そんなワケで今年の遺影更新ツアーも良いの撮れました。有難う御座いました!!
ピーク手前の最後の登りで良い光が入り始めた。
なんとか最後の滑りで光とのタイミングが合って欲しいと願う。ドロップポイントはもうすぐだ。
光ある内にと急いで準備してピークからドロップイン。雲はあるが青空をバックにスプレーを舞い上げるH.Oさん。
肩が上がらないもののいつも通り丁寧な滑りを見せる63歳最年長のH.Oさん。
一昨日62歳の誕生日を迎えたSさん。今季の初滑りは捻挫した足が痛くて滑れなかったと言っていたSさん。
Sさん、見事な復活ですね。
今回たまたま参加したツアーが遺影更新ツアーだった、4月に還暦を迎えるJ.Oさん。いつも「Photo Sessionを強く希望」してくれて有難う御座います!!
今季本州でカチカチのゲレンデしか滑っていなかったので、「ようやく今日スノーボードをした気になれた」と言うJ.Oさん。
本日のリーダーガイド佐野雄介。
今季初Sessionとなったテールガイド岸秀彦。
Author: Kage Photo
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