PHOTO SESSION BLOG

今日はモノクロ一本勝負

Date:2023.03.02

こんばんは、Kageです。
今日は昨日に引き続きの常連様2名と外国人2名の計4名様とBackcountryツアーにてPhoto Sessionしてきました。

今日もニセコは連日のプラス気温でしたがプラス1℃とそこまで上がらなかった。しかし、山はかなりの強風でしかも北風とあって、暑さを感じる事はなかった。ニセコなだれ情報にも「昨日の暖気で緩んだ雪は凍結し朝のゲレンデは圧雪困難」と書いてあったが、山はほぼ凍結状態。この状況で何処に行くか本日のリーダーガイド山田誠はギリギリまで悩んでいたが、とある斜面を目指す事にした。しかし、歩きながら状況を見て柔軟に変更出来るように車も一台別の場所にデポしておいて、どうにでも選択出来るようにしておいた。

風の吹き始めが思いの外早く、登る前から冷たい北風が吹いていた。凍結し全面クラストしたところを歩いて行く。場所によっては体重を掛けても沈まないほど固く、場所によっては体重を掛けるとクラスト層を踏み抜いて、若干歩きづらい。歩きながら狙っている北東向きの選択肢もあるし、南東の選択肢もあり、どちらも狙っていた場所は風の影響をあまり受けておらず周囲はガタガタのシュカブラだが、そこだけは面ツルなのでどちらを選んでも良かったが、山田誠は北東をチョイスした。

行ってみると昨日同様予想よりはパウダーではなかったが、そこだけは面ツルで滑り易く、気持ちの良い柔らかい雪もあった。今の全体的には厳しいコンディションのニセコで、そんな場所を滑れるだけでも幸せと言える。朝は結構な青空が広がっていたがどんどん雲が増えていき、完全に雲に覆われる時もあった。今日も風が強いので雲の流れが非常に早く、雲の隙間から光が射したり、雪が舞って真っ白になったりを繰り返したが、ちょうどタイミング良く滑る時は光が射してくれた。

モノクロ大好き人間の僕は、昨日同様光と影と雲を活かしてモノクロで撮る事を決めた。今日殆ど唯一の滑走をモノクロで撮るのはちょっと勇気のいる事だったが、明らかにモノクロがハマる光とシチュエーションだったので、モノクロをチョイスした。そんな訳で今日のBlogはモノクロ一本勝負で行ってみましょう。

外国人2名は北風にさらされ体が冷えたのか「温泉に行きたい!」とツアー後僕が今日撮ったスライドショーを見ずに帰ってしまったが、今日の写真は結構良い写真が撮れた感触があったし、モノクロって事もあって多分滑走している時に撮られているイメージとはかけ離れた写真だったと思うので、写真を買う買わないは別として写真を見て欲しかったんだけどなぁ~。特にあちこち海外のツアーに参加してその時の写真も見せてくれていたスコットランドから来ている女性スキーヤーはとても上手で、雑誌に使えそうな写真も撮れたので、その写真を見た時の反応を見たかったんだけどなぁ~、残念。


昨年末初めてPOWCOMにご参加ながら、毎回連日ご参加頂いてるOさん。




そして、こちらはPOWCOM歴10数年でシーズン中何度となくご参加頂いているSさん。




クラスト斜面のトラバースや、シュカブラやスプーンカットの場所は歩き辛かった。くるぶし骨折している僕の足にも堪える雪だった。




滑る斜面が見えてきた。




風が強く色々な雲が次から次へと流れていった。




デカい額装にして飾りたいと仰って頂いたOさんのライディングショット。




Oさん同様山を背景にした写真も勿論良かったが、Blogではバリエーションも考えてこちらをチョイス。光と影と雲を活かしたSさんのライディングショット。




本日のリーダーガイド山田誠。




オーバーヘッドのスプレーを上げるテールガイド中村美峰子。今日のニセコでオーバーヘッドのスプレー上げれたの何人居るかなぁ?

Author: Kage Photo

kage

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