今日は厳戒態勢でした。
Date:2024.02.01
こんばんは、Kageです。
今日から2月となりましたが今日のニセコは久しぶりに昨日からの降雪が10cm程あって、更に久しぶりに日中でもー8℃と寒い1日となりました。しかも、山では瞬間風速20m/s以上の強風が吹き荒れ、昨日を除き1週間以上降雪のないプラス気温で過ごした体には寒さと冷たい風が身に染みた。久しぶりに手と足がキンキンと冷たくなりました。
そして、今日は何と言っても強い風に運ばれてきた雪が斜面に乗り、風下側の斜度変化部分や急斜面などは厳戒態勢状態となった。今朝の朝礼でも昨日の午後の時点でシューティングクラック(刺激によって破断する雪)が見受けられた事などが報告され、「今日は厳戒態勢です」という話となっていたが、山を登り始めると既に斜面を滑走して来た顔見知りが、「滑ったらシューティングクラックが入って危なかったです!」と注意を促してくれた。その斜面を見るとしっかりとクラウン(破断面)が確認出来た。そして、登っている時にも所々で僅かに亀裂が入るような状態で、かなりハイリスクの状況である事が見て取れた。しかし、そんな日でも一番の危険個所と言っても良い斜面に集団で入り込む人達が居たので、慌てて注意を促し阻止したり、他にはもし雪崩れたら全員埋まってしまう滑走斜面の真下を平気で集団で歩いて横断する人達や複数人で一斉に斜面を滑る人達、仲間が滑って来る斜面の真下で集合する人達、全て外国人で中にはガイドツアーと思われるような人達も居ましたが、厳戒態勢という事を感じずに行動をしていると思われる人達が数多く見受けられました。ニセコのバックカントリーのレベルが確実に下がっているのが見て取れる1日でした。
まぁ~それは兎も角、人の事は良いからまずは自分達の安全を考えなくてはならず、僕らもリーダーガイドとテールガイドと3人で斜面選びや安全対策などを相談しながら、結局滑っている時には雪崩の兆候を感じる事無く、無事にツアーを終えることが出来ました。良かった良かった。色々な意味で冷や冷やな1日でした。
時折風が吹き荒れる中をハイクアップ。
厳戒態勢の悪天候の中、光が射した。視界があって滑るには良いタイミングだが、こういう時こそ浮かれずに気を付けなくてはならない。今季購入したNew Boardでスプレーを上げるMさん。
Gentemstickに乗るノルウェーから来たKさん。
体重のせいでハイクが辛く、一本で下山して行ったLさん。
紅一点、今日が初のスプリットでキックターンデビューだったKさん。
厳戒態勢の一本目、様子を見ながら優しくターンして行く本日のリーダーガイド佐野雄介。
ターン3つ分のスプレーを上げていくテールガイド小林明弘。
Author: Kage Photo
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