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南東の爆風が吹き荒れる大嵐

Date:2021.01.29

こんばんは、Kageです。

今日のニセコは低気圧接近に伴い通常とは反対の南東の爆風が夜半から吹き荒れる大嵐。夜も風の音で何度も目が覚めるほどでした。標高1000m以上は風速25~35m以上の猛烈な風が吹いていて、各スキー場ともリフトは中腹までのリフトのみ運行という状況だったので、今日のお客様の一人は「極力歩きたくない」とリフトアクセスでのBACKCOUNTRY TOURのご希望だったのですが、こんな状況ですし、いつリフトが全休となってもおかしくないので、BC HIKEツアーに切り替えさせて頂いてツアーを行いました。

なるべく風をかわした雪の良さそうな場所で、尚且つ極力歩かずに効率良く滑れる場所をリーダーガイドの山田誠が導いてくれました。通常と反対の爆風のため、通常吹き溜まっている向きの斜面は、完全に雪が飛ばされて黒光りしていました。

南絡みの風なので気温が高く町ではプラス1℃、カメラやレンズに付く雪が直ぐに水となり、レンズは濡れるし曇るし、ファインダーには雪が詰まるし、ガスで視界が悪くなるし、風で雪が巻き上がり急に視界不良になったりしてオートフォーカスが利かなくなるし、レンズ交換すると無茶苦茶カメラ内に雪が入りCCDに汚れが付くし、カメラマン泣かせのコンディションでしたが、ガイドのマコちゃん(山田誠)のお蔭で割と風をかわしたポイントで撮れたので、滑走の撮影はこの状況の中では快適環境だったのではないでしょうか。肝心の雪も、所により風でパックされていたり、踏み込むとクラスト層に当たる場所はありましたが、基本的には気持ちの良いパウダーでした。

今日初参加の車泊しているお客様とも話していましたが、今日みたいにリフトもまともに動かない日にはバックカントリーツアーに入るというのは良い選択ですね。ホテル泊なら部屋でTVでも見ながらゆっくりゴロゴロ出来るかもしれませんが、車泊では温泉やスーパーに買い物行くくらいしかないし、あまり運転もしたくない天気だし、車も風で揺れるし、風の音がうるさいし…。「ツアー参加が今日で良かった」と笑顔で言っていました。そして、何日か前から久しぶりのニセコに来られていたそうですが、「パウダーが全然なくて、ずっと圧雪カーヴィングしていました。だから、今日ようやくパウダー滑れます!!」と言っていて、「ずっと降雪無いですが、僕らはなんだかんだずっとパウダー滑れてましたよ」と言うと、「ある所にはあるんですね。もっと早くツアーに入れば良かった!」と言っていました。そう所謂BC日和というピーカンパウダーの日のツアーも勿論良いけど、今日みたいに悪天候でリフトがまともに動かなそうな日や、ゲレンデ周りでは何処にもパウダーが無いという状況になった時に、是非POWDER COMPANYにご相談下さいませ。前日の16時頃までなら翌日のツアー参加が可能です。


数日前からのニセコ滞在でツアーに初参加し、ようやくパウダーを滑る事が出来たHさん。




パウダーに完全に包まれるKさん。




体力作りの効果があったのか?無かったのか?皆の度肝を抜くサングラスで笑いを独り占めしたSさん。




本日のリーダーガイド山田誠。




テールガイド佐野雄介。



ツアーサポート塚越甲斐。

Author: Kage Photo

kage

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