危険と判断した日の楽しみ方
Date:2023.02.02
こんばんは、Kageです。
今日は全員お1人でご参加の3組3名のリピーター様とBackcountryツアーにてPhoto Sessionしてきました。
今日の北海道は発達する低気圧の影響で夜半から終始風速20m/s前後の強い風が吹き荒れ、吹き溜まりが急激に発達、深い所でスノーシューを履いていても股~腰くらいの所もあったり、風が流れて雪が付いておらずガタガタとなっている所もあったりと、吹き続ける台風並みの強い風の影響が顕著で、基本的に雪は風で砕かれた細かい高密度の雪が堆積している状態で、パッツンパッツンに詰まった張った雪のため雪崩の可能性が非常に高く、非常に嫌な感じの雪だった。ちょっと斜度のある場所に行ったらちょっとした刺激でもピシピシと亀裂が走りそうな感じを受けたので、リーダーガイドの岸秀彦は歩き始めて直ぐに予定を変更して斜度も無く人の居ないポイントに舵を切った。丁度外国人のガイドツアーの団体も複数居たので、こんな危険な日に他の団体の動きなども気にしなくてはならないのは余計に危険度が高まるだけだし、限りなく雪崩の可能性の低い緩斜面で自分達しか居ないような場所の方が落ち着いて安全にツアーを行えると判断したからだ。この判断は僕も同感だし、正しかったと思った。そんなワケで今日は僕ら以外誰も居ないポイントで静かに自分達のペースでツアーを行えた。
今日の雪は雪崩の危険性もしかりなのだが、高密度に詰まった雪で板の操作も少し難しく、斜面も風の抜けた跡があったり、雪の薄い所があったりと、立ち木衝突など滑走中の事故にも十分気を付けなくてはならない雪で、緩斜面が実に丁度良い日だった。安全に楽しく滑って帰って来るにはこういう日もあって良いと思えた日だった。
猛吹雪の中の一瞬の晴れ間だったが、木漏れ日がとても美しかった。
あまりに美しく心を奪われてしまったゼブラ。
ナイススプレーのAちゃん。
緩斜面ながらオーバーヘッドのスプレーを上げるTさん。
初Photo SessionとなったGさん。
本日のリーダーガイド岸秀彦。
テールガイド中村美峰子。
POWCOM研修生の山本雄也。
Author: Kage Photo
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