PHOTO SESSION BLOG

完璧な標高帯

Date:2025.03.21

こんばんは、Kageです。
今日は常連様4名様とご新規2名様の全員お一人でご参加の計6名様とBCツアーにてPhoto Sessionしてきました。

今日の天気予報は町で+9℃、午前中は雨、西南西の少し強めの風が吹く予報となっており、一番最悪な場合雨やみぞれでウエアやらカメラがびしょ濡れになり、強風で体が冷やされ、カメラは濡れたのが凍って操作不能になり、レンズは曇ってまともに撮れなくなり、おまけにガスで視界不良、滑りはストップスノーで滑りにならないというケースが想定出来た。このパターンが気温は高いけど一番身体を冷やされるし、カメラの故障に繋がるので個人的に一番嫌なパターンだ。そのためレイヤリングを入念に考え、肌に触れる部分は網網の素材に水分を一切保有しないポリプロピレンの服を着て、肌をなるべくドライに保たせ、ゴアテックスの雨具上下も用意し、凍って使い物にならなくなるのでアウターグローブの替えや濡れた時に着替えるミッドレイヤーを用意するなら用意周到で臨んだ。

朝出勤時は雨、時間が経ちハイクし始める頃には山の中腹以上はガスが立ち込める。今日の行先は、そんな天気なので非常に悩ましく、リーダーガイド山田誠も朝の段階では悩んでいた。そう雪質で言ったら標高を上げて出来るだけ気温の低い方へと行った方が良いに決まっているのだが、標高を上げればガスで視界不良になる、森林限界を超えた標高ではガスると全く方向感覚が無くなってしまうし、標高を下げれば仮にガスは免れたとしてもストップスノーになる可能性が高い。なので雪も柔らかくてストップスノーにならず、雨にもならず、ガスの影響の少ない木のある絶妙な標高帯を狙うと言うのが今日のテーマとなった。

そして、向かった先は昨日行ったポイント周辺。昨日のポイントはBlogでお伝えしたように良かったのは分かっていて、上手くすればそこから少し湿気たくらいでそこそこ良い状態をキープしているのでは?と思えたからだ。実際に行ってみると夜中ずっとプラス気温だった事もあって昨日のようなハイシーズン並みのスプレーが飛ぶ感じでは残念ながらなかったが、滑っていて気持ちが良い柔らかいパウダーの箇所もあった。しかし、残念ながらガスの影響は避けられず、滑走出来ない程では全然ないが視界があまりないないので写真的には近くに来ないと撮れないという感じだった。いつかガスが抜けてくれればと思ったが、結局3本滑ってガスが抜ける事はなかった。しかし、最後の一本を滑り終えた後の帰り道でいきなり猛烈なストップスノーになったので、如何に僕らが滑っていた標高帯が正しかったのかを思い知った。朝思い描いていた最悪なパターンに当てはまったのはガスのみで、ストップスノーも雨も風も無く、気持ちが良いと思える雪を滑れたのだから。帰って僕らが滑っていた山のある蘭越町の最高気温を調べたらなんと+10.2℃。

スキー場内のPowder Companyの事務所に戻ると、ゴンドラは視界不良のため運休となっていたし、ゲレンデでもストップスノーがあったようだから、本当にこの状況の中では僕らは良い所を滑れていたと改めて思えたのだった。


ガスに包まれた山へと向かう一行。




むっちりとしたパウダーを滑るGちゃん。




スプレーを上げるK君。




幻想的な世界を滑るOさん。




少し斜度のある斜面にトーサイドターンで切り込むSさん。




ガスのダケカンバの森を滑る今日が初BCのYさん。




初参加のNさんのNさん。




本日のリーダーガイド山田誠。




テールガイド三原眞。

Author: Kage Photo

kage

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