春のニセコの定番「沢づくし」
Date:2022.04.10
こんばんは、Kageです。
今日は全員お一人でご参加のリピーター様3名様とPhoto Sessionしてきました。
今朝は晴れの予報にも関わらずガスっていて真っ白なスッキリしない天気だったので、「えぇ~今日はこういう天気?」と内心思いながら視界不良の為ライトを点けて出勤時にアンヌプリに向かって車を走らせていた。「いや、プラス14℃にもなる日に丸一日ガスって事は絶対ない。その内に晴れて来るさ!」と冷静に判断をした直後、「んっ、もしかしたらこれは雲海なのか!?」と閃くとご名答、アンヌプリの坂を上っている途中から急にスパッと雲から抜け、見事な晴れ間が広がっていた。今朝はそんな感動的なスタートとなった。
今日は本来BC Hikeツアーの予定で昨日の時点では晴れそうだし皆歩けるお客様達なのでロングハイクしようか!と話していたのだが、今日は最低気温も町でプラス3.1℃と暖かく、最高気温も14℃という非常に暖かい予報だったので、なるべく標高を稼ぎたいという事で、リーダーガイド山田誠が今朝お客様にリフトを使って簡単に標高を稼げるリフトアクセスでのBCツアーに切り替える事を提案し、お客様も全員納得した。
夜中にマイナス気温にならなかったので、朝一からスキー場トップのコースから麓まで雪が良い感じ緩んでいて、最高の状態と言えた。僕らはまずゴンドラとリフトを乗り継ぎ、山頂ゲートから少し歩いていとも簡単に標高1200mくらいまで来た。歩いている足元にはフィルムクラストが張り始めていてキラキラとしていた。僕らは、まずは大沢に突入。上部はまだ芯があってやや硬めだが板は走る、しかし、少し標高を下げると先日の新雪の白い雪がストップスノーになって詰まるようになり、まだ少し芯のある硬さの雪とストップスノーのミックスとなったが上から下までのデカい沢を堪能する。
続いて、再度ゴンドラとリフトを乗り継いで山頂ゲートからハイクしアンヌプリの頂上に行き、通称バックボウル(鉱山の沢)へ。先程フィルムクラストが張り始めて期待していたのに、気温が高過ぎるせいでフィルムは溶けて、キラキラ感の全くないクサレ雪に変わっていた。太陽が良い位置になったらキラキラ・ビカビカの写真が撮れるかな?と期待してたのだが仕方がない。
お客様の1人が、「行ってみたかった」というアンヌプリの頂上に立ち、雑誌などでバックボウルの事は知っていた憧れのポイントを滑る機会となった。ドロップポイントや斜面は割と急で、頂上からボトムまでの山一個分の大きな沢は迫力も滑り応えも満点だ。一本目の大沢にしても同様で、Top To Bottomのデカい沢をちょっとのハイクで簡単にアクセス出来て、リフトでグルグル回せてしまうのはニセコの大きな魅力の一つだ。ハイシーズンは人が多過ぎて滅多に僕らは行かないが、春のこの時期は人が殆ど居ないので、僕らにとっては春の定番ルーティーンだ。残念ながら今日はちょっと気温が上がり過ぎでストップスノーもあったし、途中から霞んだ空模様になってしまったり、まさかの雨が降って来たりだったけど、当初のプラン通りにフルハイクだったら汗だくになった割には晴れの時間に滑る事は出来なかっただろうから、結果的にはこのニセコを代表する沢づくしプランは良いプランだったのではないでしょうか?そして、やはり春の沢遊びは面白いし、ニセコってやっぱり凄いなぁ~と改めて思ったのである。
今日はリフトを使って簡単に標高を稼ぐ事を選択した。
朝一はザラメやフィルムクラストの張り始めがキラキラと輝いていて青空とともにとても綺麗だった。
青空をバックにザラメのスプレーを上げるYさん。
憧れだったバックボウルにドロップするSさん。
デカい沢を堪能し「今度はパウダーで滑ってみたい!」と言っていたNさん。
羊蹄山をバックにターンをする本日のリーダーガイド山田誠。
バックボウルを滑るテールガイド中村美峰子。
大沢のグーフィーに当て込む研修生山本ゆうや。
大沢で撮影中にお客様を連れて来た別ツアーのリーダーガイド岡田修。
別ツアーのテールガイド小林明弘。
Author: Kage Photo
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