本当に１月？？？こんなニセコは初めてです。

こんばんは、Kageです。
今日は常連様１名ずつの２名様とBackcountryツアーに行ってきました。

昨日のBlogでも書いた通り昨日は４月上旬並みのプラス８℃という記録的な温かさとなったニセコ。夜には雨が降り、今朝の出勤時はプラス４℃、ゲレンデは朝から若干緩んでいた。ほんとに１月なのか？と疑う感じで、感覚的には４月上旬。しかも、冷え込みの無い温かい朝で、ゲレンデの下部は既に良い感じに緩んでいる朝と全く同じだった。

プラス気温４日目の今日、この難しい状況の中で本日のリーダーガイド山田誠は、とっておきの場所に行くことを選択した。僕も「あそこに行くだろうな」、「あそこならまだ柔らかい雪あるだろうな」という読みだった。歩き始めた場所は暫く誰も入った形跡が無く、雪のタッチも柔らかく良い感じだった。しかし、稜線に出る頃に事態は変わった。昨日融雪と雨と風の影響で斜面はしわが寄っていて縦溝が出来、おまけに表面は２～３ｃｍのハードなクラストでモナカコンディションとなっていた。結局山田誠のとっておきの場所は森の中だから大丈夫かな？と思っていたが、残念ながら同様のコンディションだった。良かったのは帰り道の標高の低い南面の緩んだシャクシャクの雪だった。

ここ数年も１月に１週間から１０日まともな降雪が無く晴れが続き、非常に厳しい状況に追い込まれた時があったが、所謂ハイシーズンが始まる１月中旬のニセコでこんなモナカやシャクシャクのザラメを滑るとは思わなかった。もう２５年ニセコで冬を過ごしているが初めてではなかろうか？

明日の朝も冷え込みなくプラス気温ならシャクシャク狙いも出来ただろうが、明日の朝はマイナス１０℃予報で結構冷え込むので、恐らく全面ガチガチのクラストでスーパーモナカコンディションが予想され、滑走中の怪我や事故を防ぐため、明日のパウダーカンパニーのBCツアーは全て中止が決定された。う～ん、一刻も早く雪よ降ってくれ！！


喧騒を離れ、我々しか居ない静かな山を歩くのはとても気持ちが良い。




ここの森は僕が好きな場所の一つ。




滑るのが難しいモナカコンディションを滑るOさん。何故かOさん、こういう厳しいコンディションに当たる事が多い。




本日のリーダーガイド山田誠。




テールガイド佐野雄介。

Author: Kage Photo