立山ツアー５日目　今季のラストツアー？

こんにちは、Kageです。
今日はいよいよ立山最終日の５日目。朝から晴れ渡ってくれました。

まずは先日対斜面から見ていたスパインに行ってみることに。個人的には１５年位前にここの直ぐ近くで撮影した事はあったし、いつも近くは通っていたのだが、ここを滑ったり撮影した事は無かった。僕は先回りして対斜面のこの斜面が一番良く見える位置まで登って撮影準備をした。滑り出すポイントからは全く斜面が見えていないので、数人はスパイン（尾根）沿いに滑って来る事が出来ず、違う方向に滑って行ってしまった。先の見えないノール地形や急斜面等で起こり得るバックカントリーの難しさの一つと言えますね。

次にグーフィーバンクもレギュラーバンクもボウル地形もある毎回立山ツアーで行く当て込み天国エリアへ。大体皆さんサーファーなのでバンクセッションはやっぱり盛り上がりますね。当て込んだり、飛んだりと思い思いのラインを刻む。

今回の立山ツアーは結局誰も高度障害を起こす人が居なくて良かった。高所で滑るのが初めての方も何人か居たし、僕も含めて高所に弱い人も居たが、皆歩く体が重いとか、眠りが浅いなどの症状は当然あるが、頭痛や吐き気という症状が出なかった。今年の立山は人が全然居ないから酸素が余っているのでは？とか、標高が下がった？なんて冗談も出たくらいだった（笑）。

流石に今日は天気の良い土曜日とあってか、山のあちらこちら、特に室堂や雄山方面で凄い人の量が見受けられましたが、僕らの近くには数人居た程度でした。平日とのあまりの人数の違いにビックリしてしまいましたが、これでも外国人観光客が居ない分いつもの立山よりかは少ないのでしょうね。宿も昨日からは人が多くなってきていて忙しそうでしたが、週末くらいは忙しくないと立山全体の経営が厳しいですよね。明日から1週間雨の予報との事で天気的にも、人の多さ的にも、今回滞在していた５日間は何とも素晴らしいタイミングでした。今年の立山は全体的に斜面も非常に綺麗だったし、バンクの形も良く、人も少なくて、天気のタイミングもバッチリで本当に良かった。こんな時期なのでツアー開催には賛否両論あるとは思いますが、立山にまた戻って来れたのは嬉しかったです。来年はウイルスやら何やらを気にせずに来る事が出来る世の中になったらなぁ～と思います。

さぁ～これで２０２０ー２０２１年の稀に見るシーズンのツアーも終わりかな？コロナ問題で最初はどうなるかと思ったし、途中自主隔離期間などで営業出来ない時もあったけど、何とかシーズン最後まで皆様のお蔭で続けられた事は本当に有難かったなぁ～と思います。Powder Companyの皆様、Photo Sessionをリクエストして頂いたお客様、ツアーにご参加頂いたお客様、応援頂いている方々、本当にありがとうございました！！行きたいけど行けなかったというお客様も含め、また来シーズン皆様と雪の上で元気にセッション出来る事を楽しみにしております。本当に本当にありがとうございました！！



さぁ～最終日の始まりだ。晴れてくれて、ザラメ雪も育ってキラキラになってくれました。




まずはこのスパインからスタート。スパインに当て込むTさん。




スパイン（写真左）を滑った後、次のバンクセクションを目指してハイクして行く。




立山では見る機会が多い気がする「雨が近い」サインと言われる飛行機雲。明日から1週間雨の予報という最後の晴れ間だった。ナイスタイミング！！




レギュラーバンクに当て込むKちゃん。




サーフライクなナイス当て込みを決めるＡ君。




バックハンドの立った波に鋭角に当て込むビッグウェーバーのOさん。このエグイ動きが出来る６０代って、本当に驚愕です。




エアーを決める岡田修。




初めての立山で全日参加したＮさん。沢山良いラインを刻みましたね。

Author: Kage Photo