立山ツアーDay 2：感無量

こんばんは、Kageです。
今日は立山ツアーの２日目、昨日に引き続き快晴の立山でした。

放射冷却のせいで朝は雪が固くなっており、９時過ぎにゆっくりめのスタート。立山ではいつものスタート時間です。今日目指すは今回もご参加のお客様のNさんが去年当て込んだ際に肉離れを起こしたバンクと、本来その後に行く筈だったラーメンが美味しい天狗平山荘のラーメンを食べに行く事だった。まずは高所のため酸素の薄くて重い体に鞭打って斜面をハイクし、あのバンクを目指す。２日目も初日同様重い高山病になっている人はおらず、案外直ぐにバンクへ到着。毎回このバンクで遊ぶが、今年は意外とイージーな印象だ。皆納得いくまで何度も登り返してチャレンジする。勿論、Nさんも何度もチャレンジしてリベンジを果たす。Nさんの目的を一つクリアだ。

続いて、幾つかの斜面やバンクを滑ったり、登り返したりをしながら第二目的地の天狗平山荘へ。そこではスキーカメラマンの先輩方や何人ものプロライダー、POWCOMのお客様など知り合いだらけに会って話をしつつ、美味しいラーメンにありつけた。Ｎさんは去年やり遂げられなかった事を２つクリアして「感無量！！」と言っていました。僕も久しぶりの方達とも一気にいっぱい会えて話が出来て大満足でした。やはり立山はこの手の人が多く集まりますね。

食後は一足先に下山する二人のお客様や他の知り合い達を見送り、午後の一本へ。丁度太陽が回り込んで良い光が入るお気に入りの斜面へ。するとフィルムクラストで良い感じに斜面が輝いているし、滑り心地も当然最高だし、皆１人１人のラインがくっきりと斜面に一筆書きのように描かれていて本当に美しかった。このフィルムクラストに残された滑ったラインの写真を見ているだけでも、ご飯三杯と美味しい酒が飲めそうです。先に帰ってしまった２人が居ないのが非常に残念でした。いやぁ～しかし２日目も天気と雪に恵まれて、今回の立山は良い姿を見せてくれています。明日最終日も晴れの予報、どうぞ宜しくお願い致します。


キラキラのザラメのバンクに当て込みスプレーを飛ばすＹさん。




逆バンクでレイバックを決めるテールガイド小林明弘。




昨年肉離れを起こしたバンクに当て込むＮさん。




その後、去年食べられなかった天狗平山荘のラーメンとビールにご満悦のＮさん。




剣岳をバックに滑るＢさん。




フィルムクラストで輝く急斜面を直登する一行。




リーダーガイド岡田修の一筆書き。




続いてＫ先生の一筆書き。




まだスノーボード４年目で経験の浅いCaptains Helm Tokyoのショーヘイだが、今回多くのかけがえのない経験と体験をしたに違いない。




皆のラインがくっきりと輝く斜面に描かれ、この中に多くの「イエーイ！！」が刻まれている。この写真を見ているだけでもご飯三杯と美味しい酒が飲める。

Author: Kage Photo