語り草になるような超極上の夢のようなツアーだった。
Date:2022.02.23
こんばんは、Kageです。
北海道の東海上に居座る爆弾低気圧の影響で、未だに等圧線の混んだ冬型の気圧配置となっており、強風を伴った吹雪が続いているニセコです。
昨日はチセヌプリにある温泉施設雪秩父より先の五色温泉までが除雪が追い付かず通行止めだったそうで、ニセコの主要BCエリアに容易にはアクセス出来ない状況だった。休日を前に五色温泉の宿泊者は孤立状態となり大変だったろう。今日はその通行止めも解除になっていたのだが、除雪しても直ぐに一車線埋まってしまうような状況になっていた。僕らは今日BC Hikeツアーだったので、昨日通行止めだった山に行く事にした。休日だし、リフトの運行も鈍る可能性があるので、ガイドツアーなど何社も同じ山に来るのかな?と思っていたのだが、ところがドッコイ丸一日このメジャーな山に入山したのは僕らだけだった。除雪が終わっていなかったので駐車スペースの問題で他の方は遠慮した可能性もあるし(僕らは考え抜いて唯一除雪の邪魔にならない場所に駐車)、深過ぎるラッセルを警戒した可能性も考えられなくもないが、兎に角今日この山に居たのは僕らだけだった。この山で丸一日貸切状態だったのは、昔はあったと思うが記憶がないくらいだ。自分達が滑った面は誰も居ないって事は良くあるけど、この山全体で誰も居ないのは本当にレアだと思う。
今日僕らもラッセルがかなり大変なのではないか?とかなり警戒し、対策も練って挑んだのだが、有難い事にちょっと肩透かしを喰らうくらいラッセルは楽だった。腰~胸ラッセルかな?と想定していたのだが、良い感じで風の影響を受けていて、雪がバカみたいに深くなく歩き易かったと言える程で助かったぁ~って感じでした。しかしながら、昨日同様斜面でツボ足になったら底無し沼のアリ地獄状態で顔は雪面の所まで埋まっているのに、全く足は硬い所に届いておらず、歩いてみようと思っても冗談みたいに一歩も歩けませんでした。そんな超Super Deepのボトムレスコンディションなのに、滑ったら板は全く沈まず表面を超高速で走って、踏んだらダブル~トリプルオーバーヘッドの超特大スプレーというこの上なく極上中の極上というコンディション。おまけにハイクは歩き易くて、山は僕らだけの貸切、そんな夢みたいな一日でした。滑る時に青空の晴れ間には当たらなかったけど、今日のリーダーガイドの岳が言っていたように、青空じゃない方が今日の雰囲気には合っていたかもしれませんね。そう他に誰もおらず自分達以外に何の音も聞こえて来ない静寂な山、そしてそこに途轍もなく舞い上がる粉のような超極上の雪。うん、期待して光と青空を待った時間もあったが、薄っすら光が入って視界もほぼ問題なかったし、確かにこっちの方がむしろ合っていたかもしれない。そんな語り草になるような超極上の夢のようなツアーだった。
腰~胸ラッセルを警戒したが、意外にも歩き易くて助かった。
静寂の森を滑るIさん。昨年初めてBCツアーから何度となくツアーに参加してくれた甲斐あって、準備も滑りも成長著しくて驚きました。
踏み応えタップリの超極上雪を舞い上げるNさん。
しっかりと雪質を確かめるようにトーサイドターンを決めるYさん。
タイミング良く二日連続ツアーにご参加頂き極上を堪能されたMさん。
美しいスプレーを上げる本日のリーダーガイド佐藤岳。
テールガイド中村美峰子。
Author: Kage Photo
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