１月なのに４月上旬並の陽気

こんばんは、Kageです。
今日は昨日もご参加頂いた台湾からお越しの常連様１名とのPrivate Photo Sessionツアーでした。

１月としては異例の４月上旬並の温かさとなった今日のニセコ。最高気温はなんとプラス８℃。１月の観測史上最高気温とはなりませんでしたが、２５年ニセコに居てこんなの記憶に御座いません。春でもなかなかこんなになりませんってくらい異常な陽気でした。

そんな今日はお客様の希望もあり、まずはゲレンデでカーヴィングマスター岡田修（オーム）ガイドとカーヴィングターンの練習。パウダーでは誤魔化せてしまうターンも、硬く引き締まったゲレンデでしっかりカーヴィングをすると直ぐにバレてしまいますね。ガイドのオームと同じ場所でターンして写真を見ながら比較すれば一目瞭然、課題が幾つも見つかりました。写真をよぉ～くチェックして課題を克服していきましょう！！

僕は怪我後初のゲレンデで、しかも昨日のプラス気温の影響でかなり硬いバーンで、しっかり圧雪も出来ておらず、雪の塊がゴロゴロと転がっている状態だったのでかなり不安でしたが、何とかなりました。

そして、その後はパウダーを求めてバックカントリーへ。流石にプラス８℃の異常気温って事もあってパウダーと言うか、超湿雪重深雪って感じでしたし、所により操縦不能ってくらいの何とも言えない変な雪でした。これまた僕の折れた足には不安しかなかったですし、気を付けていても２回も転んでしまいましたが、痛みや腫れが増す事もなく何とかなりました。

ドロップポイントに向かうまでは上部は真っ白なガスで、滑る斜面はギリギリガスの下かどうかな？と思いながら歩いていましたが、ドロップポイントに着いた瞬間にパァ～っと視界が晴れて何とも超劇的な瞬間でした。急いで準備してドロップイン。この記録的な高温とゲレンデ状況や昨日山の大部分で風を喰らっていた状況を目にしていた事からすれば、予想していたよりも遥かにグッドコンディションでした。まぁ～下山時の最後の移動では、ストップスノーに会いましたが滑る斜面は良かったので助かりました。

P.S.
今日羊蹄山ヒラフ面で雪崩事故が発生。外国人の女性1人が残念ながら亡くなってしまいました。全員外国人のガイドツアー１０名グループだったみたいですが、心からご冥福をお祈りいたします。今季は気温の推移や降雪がいつもと違うなぁ～と感じていたので、明日は我が身と思って一層気を引き締めて行きたいと思います。



ゲレンデでオームのラインをトレースするＴさん。




カーヴィングマスター岡田修（オーム）のヒールサイドターン。




続いて、Ｔさんのヒールサイドターン。




ガスガスの真っ白な世界へ進む。




ドロップポイントに着いた瞬間にパァ～っと視界が晴れて、超劇的な瞬間でした。




感動的な一瞬の光を逃さず滑り出す本日のリーダーガイド岡田修。




スプレーを飛ばす岡田修。




こちらもスプレーを飛ばすＴさん。




またしても感動的な光の中滑るＴさん。

Author: Kage Photo