3年越しのバックカントリーデビュー
Date:2023.04.09
こんばんは、Kageです。
今日はこの3年間全くの初心者からPowder Companyのコバ(小林明弘ガイド)のレッスンとクルージングでニセコでのみスノーボードを練習してきた彼女の念願のバックカントリーデビューの日。Entry BCツアーにてPhoto Sessionしてきました。彼氏の方は元々僕の妻の同級生である滑り仲間の弟というスタンスで昔からPowder Companyツアーに参加してくれていた。「彼女にBCで登った景色を見せたい」とコバと言わば二人三脚で彼女のスノーボードを支えてきた。そして、3年の月日を経て今日ようやくバックカントリーデビューとなったのだった。
しかし、昨日から降り続いた雨は、あの名曲のように夜更け過ぎには町でも雪へと変わり、朝には超久しぶりに車に雪が積もっていた。当然山にはもっと積雪があるのだが、今朝の集合時間の頃には憂鬱なほどしっかりとした雨となっていて、我々は一先ずカフェでゆっくりコーヒーを飲みながら雨が収まるタイミングを図ることにして、1時間弱のんびりしていざ出発。
彼女は緊張からか初めて履くスノーシューでの歩き方がぎこちないし、表情も硬い。暫くすると雨ではなく雪が降ってきて、雪の中をハイクするのなんていつぶりだろう?って感じだった。その内ガスにも包まれ、何処まで登るか悩んだが、もう少しだけと歩いていると急にガスが抜け始め、ようやく太陽の位置が分かるようになり、時折斜面に光が当たり、下界の町も見えるようになった。残念ながら羊蹄山やアンヌプリは雲に隠れているが、眺望が見えるだけで最高だ。結局2時間ちょっとハイクして、目的地に到着した。Entry BCツアーってよりは通常のBCツアー並みに歩いた事になるが、彼女は初めてなのに疲れた様子も無くニコニコしている。
またガスに包まれてしまわぬように少し急いで滑る準備をして、緊張のバックカントリー初めての滑りへ。吹き溜まりは30cmほど新雪が溜まっている、ストップスノーが懸念されたが滑ってみるとストップスノーも無くかなり気持ちが良い。彼女は圧倒的な大斜面に少々ビビっていたが、運良く光も入り視界良好、眺望最高の中滑る事が出来たし、彼が見せたかった自分の足で登った後の景色を見せることが出来た。結局羊蹄山の全貌は見えないままだったが、その後はずっと晴れて最高のタイミングで滑る事が出来た。あの雨とガスからのスタートから考えると、カフェでの雨宿りのタイミングは完璧なほど絶妙だったし、演出としてもストップスノーにならなかった事からもハイク中に晴れていなかったのも良かった。雨でビショビショに濡れる事も覚悟して来たが、全くの杞憂に終わり、下山後はカフェで教えて貰ったソフトクリームの無料配布にもあり付け、完璧なタイミングとルーティーンで初めてのバックカントリーをメイク出来た。彼女も「楽しかった。また行きたい!!」と笑顔で行ってくれたし、この3年間今日と言う日まで彼女のスノーボードを育ててきた彼もコバの思いもひとしおだった事だろう。この3年間の集大成が今日で、そしてこれが彼女のバックカントリーライフの始まりの日となった。良かった良かった。
最初は緊張からか表情の硬かったPちゃんと優しく見守るT君。
暫くすると雪とガスの中のハイクとなったが、徐々に彼女の表情は柔らかくなった。
ここまで彼女のスノーボードを最初から支えたテールガイドのコバと彼のT君。
雪も止み、ガスが抜け、下界が見えるようになってきた。
記念すべきBC一本目大斜面を滑るPちゃん。
「ここまでおいでぇ~」とスノーボードの先生コバが待つ所まで滑るPちゃん。
彼のT君は手慣れたもの、彼女の滑りを見守った後大斜面を滑るT君。
GentemstickのSpeedmasterでナイスターンのT君。
本日のリーダーガイド岸秀彦。
彼女のスノーボードの先生、本日はテールガイドの小林明弘。T君に合わせてGentemstickのSpeedmasterで当て込む。
下山後、彼女を支えてきた二人が最高の笑顔でハイタッチ。やったね。
下山後2人とも良い顔してました。これまでお疲れ様でした。また行きましょう!!
Author: Kage Photo
撮影同行料無料! PHOTO SESSIONの詳細はこちら≫
皆さんツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!!
その日その方のAll Dataパッケージプランも大好評です!