Avalanche risk is EXTREMELY HIGH.
Date:2026.02.19
こんばんは、Kageです。
今日は日本人1名と台湾人2名、アメリカ人3名の合計6名のお客様とBCツアーにてPhoto Sessionしてきました。
昨夜から山では瞬間風速30m/sを超える爆風が吹き荒れ暴風雪となっていて、降雪量自体は大した量ではないのですが、風によって運ばれた吹き溜まりが凄い量で、家のバルコニーや車の屋根には10cm位しか積もっていなかったので大して降らなかったなぁ~と思って家の外に出ると、まず家のドアがまともに開かないほど大量の雪がドアの前に吹き溜まっているし、なんとかドアを開けたら今度は家の中からは見えなかった車の後ろが半分が高さ半分位まで雪に埋もれていてビックリした。「これはエライこっちゃ!」と外に出て初めて災害級となっている事を理解した。
飛行機やJR、バスも多くの便が欠航し、道内多くの学校も臨時休校が決まる程の天候となった今日、スキー場も主要リフトが運休となっていたり、山に向かう道路の除雪が追い付いていなかったり、我々よりも先に山へと出発した別ツアーチームは一度山に向かったもののツアーを明日に順延と決めて引き返して来たりと、我々もツアー中止も考えられる程の災害級のコンディションだった。
当然の事ながらこれだけの暴風雪であれば雪崩の危険性は非常に高く、昨夜の時点から本日のリーダーガイド佐藤岳とは「明日は相当リスキーだね!」という話をしていたし、今朝発表のニセコ雪崩情報にもニセコ全域や周辺の山で雪崩のリスクが非常に高い旨が書かれていた。僕らも実際山に行ってみて、よっぽど危なかったら滑走せずに帰る事も視野に入れていた。
山の駐車スペースからツボ足でちょっと吹き溜まりを歩いたら、腰まで埋まってもまだ足が硬い所に届かずアリ地獄状態で全く歩く事が出来いほどの深さだったし、スノーシューで歩いているだけでも場所によりシューティングクラック(雪崩の兆候)が入る状況で、かなり危険なコンディションである事を認識していて、常に中止も視野に入れながら緊張感を持って判断ミスのないように行動をしていた。
森の中でも強い風で気温は低くないのだがとても寒かったし、雪の深い所と風で雪が飛ばされている所が混在していたり、強風で地形が変わっているのが地吹雪で見えなかったりと、かなりエクストリームなコンディションではあったけれど、結果として滑る斜面の選択も上手くいき、事故無く安全に皆大きなスプレーをあげて笑顔で終えられたので良かったです。この危険な状況の中、攻め過ぎる事無く安全にとても良いルーティンでツアーが出来たと思っている。勿論今日一番安全な策は、一切外出しないのが一番なのだが、この状況の中でどうツアーを安全に催行するのか?またはいつどこで中止と判断するのか?常に危険に対するアンテナを張りながら、冷静な判断が難しくなるような極寒の猛吹雪の中でも冷静に物事を見極めて行動する良い機会でした。
P.S.
17日にカリフォルニア州シエラネバダで15人がガイド付きバックカントリーツアー中に雪崩に巻き込まれ、残念ながら9人が死亡した事故の話を別グループのアメリカ人のお客様が朝パウダーカンパニーで話しており、「気を付けて行って来てね!」と言われていて、身が引き締まる想いでした。
ナイスヒールサイドターンのTちゃん。
スキーらしからぬ大きなスプレーから切り返して出て来たJさん。
Park City Utahからお越しのご夫婦。初めて試乗したGentemstickで大きなスプレーを上げるCさん。ニセコを出発する日に、こんな大きなスプレーショットで大喜びしていました。
「プロのフォトグラファーに撮って貰えたなんて!!」と大興奮していたCさんの奥様Sさん。
2日前にもご参加頂いた台湾からお越しのAさん。
毎年参加してくれる今日唯一の日本人ゲストKさん。このKさん、ここ数年毎年唯一の日本人ゲストツアーになっている気がする。
今日は極寒猛吹雪視界不良の天候に加えて雪崩の危険性等、なかなかエクストリームなコンディションでした。
このコンディションの中、安全にツアーを組み立ててくれた本日のリーダーガイド佐藤岳。
テールガイド脇田朋碁。
Author: Kage Photo
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