それぞれの初BCと大島司ラストツアー

こんばんは、Kageです。

 

今日はリピーター様１名と初めてご参加頂く１＋１名の計３名のお客様とBC HikeツアーにてPhoto Sessionしてきました。今日のお客様は皆さんそれぞれの想いがあってツアーにご参加頂きました。リピーター様の女性はここ数年ずっとスキーでご参加頂いていたのですが、「Powder Companyの皆さんの滑りを見ていたら私もスノーボードをやってみたくなった！！」とスノーボードを始められ、今日はスノーボードでバックカントリーに初挑戦でした。いつもはスキーなのでシール登攀ですが、今日はスノーシューで登られ、ツアーの前や滑り出す前はスキーの時にはない少し緊張したような表情も見られました。普段スキーならそれほどでも無い斜面が、スノーボードではターンのキッカケが掴めなかったり、思うように板を操作出来なかったり、転んでも立ち上がれなかったりと、「大変でしたが楽しかったです！！」と仰っていました。

 

もうひと方は、スノーバイクをやられている方で先日本日のリーダーガイドでPowder Company代表の高久智基とスノーバイクを通して知り合い、今日ご参加頂いたのですが、数年前にヘルニアの手術をされて久しぶりのバックカントリーだし、初めてスプリットボードでのシール登攀と仰っていました。

 

さらにもうひと方は、今年１０数年ぶりにスノーボードを復活され、今日が初めてのバックカントリーで、スノーシューも初めてと仰っていました。仕事の都合でこの冬はずっとニセコにおられたのですが、３月末までニセコに居る予定が、急遽コロナウイルスの影響で帰らなくてはならなくなったようです。

 

そんな感じで３人とも何らかの初めてバックカントリーという記念すべき日で、ゆっくりじっくりとしたツアーで、皆さんそれぞれに達成感や満足感、そして悔しさなどを感じられたのではないでしょうか。下山時は皆さん良い顔をされていましたね。最高です。これを機に皆さんまたバックカントリーに行けたら良いですね。

 

そして今日はもう一つ、７年間に渡りPowder Companyで働いてきたテレマーカーの大島司が来季から旭川を方面をベースに独立するという事で、今日がPOWCOMでのラストツアーとなりました。警官で山岳警備隊という前職からPowder Companyに来て７年、メキメキと滑りが上達し、スポンサーも付くようになって、そして今日Powder Companyを卒業していく。Slopetactix主宰の高橋洋介、Iwate Backcountry Guides主宰の高橋孝精に続いて３人目の独立ですね。最初に大島の滑りを見たのは、7年前POWCOMに来たばかりのシーズン初めのイワオヌプリだったが、まともに板を踏まずに板を前後に滑らせてテレマーク姿勢？をしているだけで、殆どターンをしておらず、どこでシャッターを押せば良いのか全然分からん奴だったのを良く覚えている。それがスノーボーダーばかりのPowder Companyの先輩達の後を追っている内に、しっかりと板を踏んでターンをし、当て込みの上手いテレマーカーになっていった。まだガイド会社名・屋号は決まっていないとの事だが、今後も是非頑張っていって貰いたい。旭川をベースに夏山も冬山もガイドするようなので、あちらの方に行くようでしたらご利用下さいませ。

 

今日は皆さんそれぞれの想いを持って登っていったツアーだった。

 

 

ヘルニアの手術後久々のBCで特大のスプレーを上げるスノーバイクが専門のMさん。

 

 

１０数年ぶりのスノーボードとなった今年、初めてのバックカントリーに挑戦したSさん。

 

 

スノーボードで初めてのバックカントリーに挑戦した普段はスキーヤーのIさん。

 

 

皆の想いを乗せたツアーをエスコートした本日のリーダーガイド高久智基。

 

 

そして、本日を以て７年間務めたPowder Companyを卒業し独立する本日のテールガイド テレマーカー大島司。

 

 

７年間お疲れ様でした！！

 

 

それぞれの想いを乗せたツアーが無事に終わって皆でイエーイ！！

Author: Kage Photo