PHOTO SESSION BLOG

遂にFilm Crustが決まった!!

Date:2019.04.11

こんばんは、Kageです。

今日は常連様2名のBC Hikeツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。

 

今日のお客様の内の1名は、僕がPowder CompanyでPhoto Sessionを始めた2006年から毎年のように撮影している古くからのお客様で、今はリタイヤされて数年前から倶知安にアパート借り、冬の間多くの時間をニセコで費やして滑っておられる。メインはスノーボードのレギュラースタンスなのだが、数年前からグーフィースタンスも練習していて、午前中はレギュラースタンス、午後はグーフィースタンスで滑ったり、はたまたスキーを滑ったりと色々と楽しんでおられるのを良くリフトからも目撃する。本人曰く「体力がないから、スタンスを変えたり、スキーをしたりして他の筋力を使わないと持たない」との事だが、そんな動きが出来るのは体力はおろか気力も充分にあるからだろう。それにしても最近は本当にどれも上手に乗りこなしておられる。しかし、今まで僕が撮影してきたのはスノーボードのレギュラースタンスのみで、次はグーフィースタンスで撮影をして貰いたいとの事で、2月からPhoto Sessionの希望を頂いていたのだが、希望条件がガイドは山田誠で、僕が写真、そして晴れの人数が少ない日というもので、お客様もずっとニセコにいるわけでもなく、なかなかその条件を満たす日がなく、結果4月となってしまっていた。そして、数日前に10日か11日が良いのではとなっていたのだが、10日は山田誠の日程がダメで今日となったのだった。僕もここ数日の状況と天気予報から「11日の方がフィルムクラストが決まるかもしれないから、11日の方が良いかもね」と話していた。

 

そして、ここ数日ずっと天気も良く、雪も最高の春コンディションが続いている中今日を迎えた。今日も多少雲が出てくる予報だが、終日晴れそうだった。朝からお天道様に照らされザラメとなった雪がキラキラと輝いていた。ほぼ最高コンディションが確約されたようなスタートだったが、僕的にはここ数日育って来ていたフィルムクラストが一面に広がっていないか気がかりでならなかった。いざ山に行ってみると麓からはフィルムクラストがどうなっているのか窺い知る事は出来なかったが、歩き始めから最高のザラメコンディションであった。

 

しかし、森林限界を超える手前辺りから徐々にフィルムクラストが見え始め、頂上直下まで来ると辺り一面ほとんどがフィルムクラストとなっていた。「よし、いいぞ!!」。滑る斜面は登ってきた反対側だから見えないが、これは期待出来る!!。残念ながらここ暫くこの山に入る人が居なかったのに、滑る斜面には幾つか昨日の物と思われるトラックが残されていたが、ラインをずらせば問題ない。予定通りの広大な一枚オープンバーンを滑る。

 

待ちに待った一面のフィルムクラストだ。滑ると「シャラシャラシャラぁ~」っと表面のフィルムが斜面を駆け下り、最高のサウンドだ。この音が本当に堪らない。時間的に太陽の角度の関係でそれほどギラギラと輝く写真が撮らなかったのは残念だったが、シーズンに一度あるかないかのベストコンディションである一面のフィルムクラストが遂に決まったのである。最高だ。このコンディションを当てるのはなかなか難しい。本当に格別なのだ。

 

先に述べたお客様はグーフィースタンスの写真をパウダーで撮って貰いたかったようだが、パウダーならハイシーズン中はほぼ毎日いつでも撮れるが、一面のフィルムクラストなんてそうそう撮れない。今日まで日程が伸び伸びになってしまったのは結果オーライと言うか、結果バッチリだった。ご本人も長年ニセコを滑っているがこんなコンディションは初めてだったようで本当に喜んでおられた。

 

もう一人のお客様もここ数年Powder Companyに足繁く通って下さっていたが、今季からようやくバックカントリーに挑戦されるようになり、2月に初めてBCに行った際に撮らせて頂いていた。その時はずっと降雪のない快晴のニセコでピンポイントパウダーを当てた最高の日だったが、今日は滅多に滑れないスーパーコンディションを当てたのである。人生3回目のBCでこのコンディションを当てるとは、相当“持っている”方である。今季は技術的にも経験値も大幅にアップされましたね。オフシーズンはマラソンやトレランなどを走っているだけあって、リタイヤされている方とは言え、かなり体力があるし、気力と向上心が素晴らしいのでこれからも楽しみですね。いやぁ~本当に今日のお二方ともリタイヤした第二の人生を謳歌されていて素晴らしい。そんなお二人だから今日のスーパーコンディションを引き当てたのでしょうね。

 

この一面のフィルムクラストコンディションはいつまで持つでしょうか?雪や雨が降ってしまえば終わってしまうのですが、今週末のテントツアーまで続いてくれたら良いのになぁ~。

 

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雲はあるが最高の天気の中の気持ちの良いハイク。

 

 

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パリパリ餃子みたいなフィルムクラスト。

 

 

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頂上付近になると一面のフィルムクラストになっていった。遂にその時が来たのだ!!

 

 

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グーフィースタンスでフィルムクラストを巻き上げて滑るOさん。

 

 

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折角なので今日は1人2枚ずつアップ。グーフィーでもレギュラーと同じ滑りをするOさん。凄い!!

 

 

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一面フィルムクラストの広大なオープンバーンを滑るBC3日目のWさん。

 

 

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合成写真のような青空とダケカンバの森を滑るWさん。

 

 

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「雪サイコー~!!」とフィルムクラストに深いターンを刻む、本日のリーダーガイド山田誠。

 

 

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アンヌプリと羊蹄山をバックにフィルムクラストを飛ばしてターンする山田誠。

 

 

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レギュラーウェーブでカットバックする本日のテールガイド小林明弘。

 

 

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フィルムクラストでギラついた所でターンしてくれた小林明弘。

Author: Kage Photo

kage

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