PHOTO SESSION BLOG
遠出して今季初のPhoto Session
Date:2015.12.15
皆さん、こんばんはKageです。
昨日は今季初のPhoto Sessionツアーに行ってきました。しかも、しばらくの間ずっと降雪がなく春みたいにポカポカ陽気でパウダーの消え去ったニセコを飛び出して、北海道の真ん中ら辺にある大雪山系の黒岳スキー場まで足を延ばしてきました。
黒岳も同じように何日も降雪がないのですが、ニセコと違い気温が低く、標高も高いし、北西斜面なので、雪が冷凍保存されパウダーが残っているのでは!という淡い期待を抱きながら向かいました。
早朝ニセコを出発し約4時間掛けて黒岳に到着すると、そこは放射冷却の影響もあり明らかに冬で、鼻から息を吸い込むとキーンとする感じで久々の感触に嬉しくなりました。
期待は益々膨らみロープウェイに乗り込んで上に上がると、流石にコース脇のパウダーは既に食い尽くされている感じでしたが、雪は生き生きとしているようでした。
そんな訳で我々はコースは滑らず山頂に向けハイクする事にしました。
天気は全道を覆う高気圧で快晴!名峰ニセイカウシュッペ山や天塩山塊などニセコと違った険しい雰囲気の山々を背後に見ながら上を目指しました。ほとんどが硬くクラストした雪ながら所によりちょっと柔らかいパウダーがある。否が応でも期待してしまう。
しかし、我々の期待とは裏腹に登れど登れどかっ飛ばしてスプレードカァーンという斜面は見当たらない。まぁ~仕方がない。しかし、素晴らしい天候と個人的にも初めて登頂した黒岳山頂からの絶景パノラマビューには遠くまで来た甲斐があったなぁ~と思える素晴らしさでした。
ちょっとでも雪良さそうな所をゆっくり探しながら滑り始めましたが、北西斜面なので登頂した正午頃にはすっかり日陰。写真的にも、雪のコンディション的にもほぼ全面クラストとなかなか厳しい状況でした。
しかし、強行日帰り黒岳ツアーとなりましたが、こんなにニセコに雪の少ない年たがらこその動きで、ガイドのオームは先日既に初めての黒岳ツアーをしてましたが、僕はツアーで来たのは初めてで、次ツアーで来る事になるのはいつになる事やら?そもそも次回はあるのかな?という貴重な機会でした。ニセコではまだ笹や藪だらけでちょっと藪漕ぎしてイワオヌプリくらいしかバックカントリーに行ける感じではなく、それに比べ黒岳のリフトより上のバックカントリーエリアは雪さえクラストしていなければ全面何処でもOKという感じでしたので、それだけでも気分が良く楽しかったです。それに申し分のない天気と絶景、本当に来た甲斐がありました。
リフト乗り場の脇には放射冷却の影響もあり、こんなに生き生きした表面霜が一面に育っていました。
ニセイカウシュッぺ山を背後に登って行くが、あまりの景色の素晴らしさに何度も振り返ってしまう。
昼前になると太陽が燦々と降り注ぐまるで春のような天気で、そのなかを黙々と山頂に向けて登って行く。小春日和ってやつですかね?
紅一点のSさん、シーズン初ハイクに登り始めは辛そうでしたが、良く頑張って登頂しましたね。
1984mの黒岳山頂で記念撮影!!僕も初登頂でしたが、裏側もこんなに絶景パノラマビューだったとは知りませんでした。
魅力的なラインがいっぱいでヤバいです。一見日本じゃないみたいですね。左から北鎮岳、凌雲岳、桂月岳、愛別岳、上川岳。
西北西側に見える山々をチェックするテールガイドの大島司。真ん中から屏風岳、支湧別岳?、武利岳。こちらの山々も魅力!!
Sさん、絶景ビューにドロップイン!!
北面なのでドロップインする頃にはすっかり斜面に光が当たらなくなってしまっていたのが残念ですが、Iさんスプレー上げてターンしています。
雪の柔らかい所を見つけて黒岳の象徴マネキ岩をバックにスプレーを上げるヘッドガイドのオーム(岡田修)。
クラスト雪でテレマーカーには辛いコンディションでしたが、バンクに当て込みスプレーを上げるテールガイドの大島司。あぁ~それにしても早く雪降らないかなぁ~。と言うか頼むから降ってくれ!!
まぁ~そんなワケで雪が少ない年ではありますが、Photo Session始まりました。
今シーズンから体制が変わったPhoto Sessionへのリクエストと皆さんのお越しを心からお待ちしております!!
どうぞ宜しくお願い致します。
Author: Kage Photo
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