パウコムツアー史上２度目の羊蹄山登頂

こんばんは、Kageです。

昨日になりますが羊蹄山ツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。

 

元々昨日は羊蹄山ツアーとして集客しておりませんでしたが、お客様の1人が今季何度もニセコに足を運んで下さっていて、前回お越し頂いた際に羊蹄山ツアーを申し込まれていたのですが、天候不良のため羊蹄山には行けませんでした。そのため昨日天気が安定していたので、ツアーを申し込まれていた計４名のお客様で羊蹄山に行く事になりました。

 

４月に入り５日と６日に多少の降雪があり面を選べばパウダーを滑れる可能性もありましたが、悩んだ挙句に一部のパウダーを狙うよりも南面のシャクシャクの春雪狙いに決め、我々は真狩口の登山道からアクセスしました。風は強かったものの晴天プラス気温のポカポカ陽気で、いい感じに雪がシャバけていました。気温もそこまで上がらず、風もあったお蔭で暑過ぎず、割と快適に登ることが出来ました。

 

お客様の1人はスノーシューを履くのが今回が初めてだそうで、初めてが羊蹄山に登るという事になんとも贅沢な経験ではないでしょうか？しかもこの方、スノーボード４年ぶりの２年目という事実は僕等４合目くらいの休憩時に本人の口から知らされ一同一瞬固まりました（笑）。まぁ～常連様が連れてきたお客様なので大丈夫だと信じましたが...。結果この方は登りでは６合目くらいでギブアップとなりましたが、滑りはそれほど問題ではなく無事に降りて来る事が出来たのでホッとしました。その他５４歳となる2人のお客様も頑張りましたが７合目くらいでギブアップとなっていしまいました。しかし、前回羊蹄山ツアーが中止となってしまった女性のお客様とその友達でありPowcomスタッフのサトちゃんはまだ体力に余裕がありそうだったのでヘッドガイドのオームの判断のもと更に上を目指しました。その後、途中で待っている他のお客様の様子を無線で聞くと「ポカポカ陽気で日光浴を楽しんでおります」との事だったので、オームは「もう３０分だけ時間を頂戴！」と無線で言い、更に上を目指して登って行きました。

僕はその先にあるこの斜面の始まりであるノールまで行くのかなと思っていましたが、オームは密かに登頂を狙っていたようです。後から聞けば朝社長である智基君に「今日はピークを狙ってきます！」と宣言していたそうで、オームは黙々と登り続け、ノールに到着するや「ここから上はガタガタのカチカチで滑れないので荷物をここに置いて体一つで頂上に行きましょう！」と言い、お客様1人、スタッフ３名の計４人で頂上を目指しました。そこから頂上へは爆風ではありましたが、呆気ないほど直ぐに到着しました。パウコムツアー１５年ほどの歴史上２度目の羊蹄山登頂を果たしました。他のお客様には待って頂いてしまいましたが、お蔭様で記念すべき登頂をする事が出来ました。個人的にも４～５年ぶりの羊蹄山登頂でしたし、Kage Photo Sessionツアーとしては初の羊蹄山登頂となり僕も嬉しかったです。※登頂とは言え喜茂別側にある本ピークではなく、真狩コースのピークです。ご了承下さい。

登頂に成功してハイタッチ。お客様のMさんは、友達であるサトちゃんと一緒に登頂出来た事を喜び、サトちゃんも「Mさんが居なければ登頂出来なかった」と互いに喜んでいました。最高ですね。

 

羊蹄山山頂にあるお釜（右）と眼下にはスキー場のあるニセコアンヌプリとニセコ連峰、そして日本海をバックに記念撮影。これがKage Photo Session初の羊蹄ピーク記念写真。イエーイ！！

 

山頂直下ガレ場下からの一枚バーンを滑るお客様のMさん。眼下には真狩村、ニセコ町、そして洞爺湖、その先には太平洋が見渡せる。この高度感は羊蹄山ならでは。

 

パウコム４年目にして初の羊蹄山登頂を果たしたスタッフのサトちゃん。

 

そして、皆さんと合流。皆さんお待たせしてスミマセンでした。

 

尻別岳とルスツスキー場をバックに滑るお客様のKさん。

 

フィルムクラストした最高の雪でスプレーを飛ばすお客様のMさん。

 

スノーシュー初めてで羊蹄山に登り、「一生忘れない良い経験が出来ました。来年はピークを目指します！」と語ったSさん。

 

ツアーに同行した嫁のK。

 

大きなログから飛び出すヘッドガイドのオームこと岡田修。

 

ウインドリップに当て込んだテールガイドの鈴木秀明。

 

ツアーサポートの大島司。

 

雪は上から下まで硬過ぎず、ストップスノーもほぼなく、素晴らしいコンディションだった。全面ではなかったものの個人的にはフィルムクラストの羊蹄山は初めてだったし、ツアーでは初登頂で思い出に残るツアーとなりました。また行けるといいなぁ～。

Author: guide