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ニセコ連峰東面ツアー

Date:2014.05.01

こんにちは、Kageです。

今日から5月、昨日は4月最後のツアーに行ってきました。

 

ここ数日ニセコは非常に天気が良く、町では20度超えの日もあり、東京よりも気温が高く、沖縄と並んで日本で一番高い気温の日もあり異常な暑さでした。そのためちょっと前まではコース上に土が見えていなかったのに今となっては土だらけとなって下まで降りて来れないコースも出始めました。スキー場の営業はGW最後の5月6日までですが、そろそろ滑れるのは上部のコースのみとなってしまうかもしれませんね(既にニセコヴィレッジスキー場はそうですが...)。しかしながら、まだまだバックカントリーエリアは滑れる場所も多く充分楽しめます。

午前中は晴れで、夜には雨となる下り坂予報でしたが、残念ながら一昨日まで快晴だったのに昨日は朝から雲に覆われてしまいました。すっきりしない天気の中歩くこと2時間弱、冬は雪で覆われている人口沼に滑り降りる斜面に行ってきました。到着すると沼を覆っていた雪は解け始めており、沼に滑り降りるのはちょっとリスキーな状態になっていたので沼の手前まで滑ることにしました。しかしながらここの一枚バーンは滑走距離も斜度もあり滑り応え充分で、大きなターンを描いたつもりでも滑り終えて下からトラックを見ると「もっと大きく行けたな」と後悔するほど広大な斜面が広がっており本当に最高です。今季もここには何回も来れたけど、今回で今季最後かな?

参加されたお客様2名の内の1人は、ヘッドガイドのマコちゃん(山田誠)の古くからの友人で2月にもツアーに参加して頂きパウダーのこのバーンを滑った方でした。今回前回とは違うルートから登ったこともあり、雪質も違ったこともあり、2ヶ月ぶりのこの斜面はまた違った印象だったようでした。

そしてもうひと方は、この4月長期滞在されていて、ここ2週間で羊蹄山、アンヌプリ、イワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリ、そしてこの場所とニセコ連峰の東斜面を東から順々に滑ってきました。何故東斜面かと言うと、春は日中暖かくなって雪がシャバけるが、朝晩の冷え込みで午前中の早い時間は雪が硬いことが多く、東面は朝早い時間から日光に当たっているので全方角の中では早い時間に一番コンディションが良くなる面だからです。また、東面は寒暖差によって滑りに最高なフィルムクラストにもなり易く、春は東面のコンディションが良い事が多いのです。そんな事もあって羊蹄山の東面、アンヌプリの東面、イワオヌプリの東面を滑ったあたりから、ニセコ連峰の東面を東から順々に滑って来ていることに気付き、それならばと先日からニトヌプリ、チセヌプリ、そして昨日の長沼面と順々に東面を滑ってきたのである。これはこれまでにないツアーの仕方ではなかろうか?

それはさておき、このお客様は60歳という年齢ながら登りも遅れる事のない体力と、毎日滑って「上手くなりたい!」という向上心、そして壁などに挑戦する心を持っていて、本当に見ていて感服しています。その気持ちが確実に成果としても現れており、昨年よりも、いや今回の滞在中でも滑りは向上し、体力も更に増しているのですから驚きです。春の滑走はパウダーシーズンよりも力を使い、僕らでも疲れを感じるのに...。しかしながら、ガツガツと慌てる感じは全く無く、「ゆっくり、のんびり」をテーマに自分のペースを保ちながらも、僕らがジャンプやレイバックした壁に自ら挑戦するちょっとした勇気と、「あんな風にしてみたい!どうやってやるの?」のと聞いてくる向上心のバランスが非常に素晴らしいと感じています。Challenge精神を持って、Chance、Choice、Changeを自分のペースで取り入れていくスタイルとバイタリティーに溢れながらも力の抜けたリラックススタイルは強く影響されます。僕も60歳になってもそんな姿勢で物事に取り組めるようになりたい!といつもパワーを貰っております。

さて、もうそろそろ今季のツアーの終わりが見えてきました。まだいつがラストツアーになるか分かりませんが、事故なく楽しくシーズンを締め括りたいものです。まぁ~もう少し楽しみますよ!!Challenge、Chance、Choice、Changeを上手く取り入れながら...。

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Challenge精神を持って、Chance、Choice、Changeを自分のペースで取り入れていく素敵な60歳Tさん。

 

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前回はパウダーだった春の大斜面を滑るNさん。

 

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広大な一枚バーンを一番最初にクルーズするテールガイドのブンタ兄こと菅原渉。

 

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ここ最近の暑さで溶け始めた人口沼の長沼をバックに登り返し。

 

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友人のNさんをガイドするヘッドガイドの山田誠。

Author: guide

kage

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