雪の悪い時こそガイドやカメラマンの腕の見せ所

今日は常連様とその会社のスキー部の方々という異色（？）の団体ツアーに同行してPhoto Sessionでした。
スノーボードが１名にスキーヤーが７名。Powder Company Guidesのツアーとしては珍しくスキーの方の方が多いツアーとなりました。

今日の天気予報は終日曇りでしたが、朝から快晴。なんと一月のニセコにしては珍しく３日連続の晴れ間でした。もう５日ほど降雪がほとんどない状況で、スキー場でアクセスするバックカントリーエリアはほとんど滑り尽くされている状態です。どこかの山にハイクしに行けばまだパウダーはある状況ですが、本日はBC Lift Accessプランでしたので、モイワスキー場を利用してヘッドガイドの岸秀彦と少しでも雪の良い場所でトラックの少ない所を探しながらのツアーとなりました。

この晴れとなる３日前までは標高の高い北～東面はその前の強風でやられており、南～西面が一番雪が良い状況でしたが、その後の晴れ続きで南～西面はサンクラストしてしまったので、強風やサンクラストの影響を受けにくい場所でトラックの少ない場所を探すという状況に陥っております。しかしまぁ～実際ここまでトラックが入るか！？というほどトラックだらけの状況で、ガイド泣かせと言える状況ではありますが、そこはPowder Company Guidesの実力の見せ所というワケで、悪い状況でもお客様に満足頂ける雪やラインや楽しさを提供出来るかが鍵となります。ガイド冥利に尽きる状況と言えるでしょうね。

そして、こういう状況はカメラマンの僕も腕の見せ所でもあります。雪が悪ければお客様の満足度は必然的に下がってしまうかもしれませんが、そんな時にお客様の想像や期待を超える写真を撮れば満足度を補う事が出来るのです。Photo Sessionはツアーのオプションですので、ツアーの満足度にプラスして更に満足度を上げないと意味がありません。だから雪の悪い状況こそ、自分のあらゆる技術や工夫、想像を駆使してお客様に満足を提供しなくてはいけないのはガイドもカメラマンも同じことなのです。今日は途中から雲が出て、雪も降り始めてしまいましたが、朝晴れてくれたお蔭でお客様に満足頂ける良い写真は撮れたのではないでしょうか。

しかし、そろそろ雪よ降っておくれ～！！


朝一グルーミングバーンでのカーヴィングセッションで羊蹄山をバックに撮影。

朝一の綺麗なグルーミングバーンでのカーヴィングも本当に気持ちが良いですよね。

皆さんスキー部とのことでカーヴィングを楽しんでおられました。

このアングル撮るの初めてだっけかな？アンヌプリの通称バックボウルをバックに。

今度はニセコの主峰羊蹄山をバックに。

続いてイワオヌプリをバックに...。

ダケカンバと雪はニセコらしい写真ですね。

そして、やはりパウダーの写真もないとですね。

本日のヘッドガイド岸秀彦。良いスプレーを飛ばしてます！！

そして、本日のテールガイドは大島司。珍しくピステンバーンでのテレマークの写真です。