パウダーを求めてロングハイク。

こんばんは、Kageです。

今日もお客様からリクエストを頂き、リピーター様２名のツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。

昨日はお伝えした通り春のパウダーコンディションでしたが、今日は朝から快晴でプラス７℃まで上がる予報で、雪が緩んだらストップスノーになる事も懸念され、お客様から「ロングハイクしたい！」というリクエストもあったので標高を稼いでパウダーを狙いに行ってみました。

標高の低いエリアでの登り始めは風もほとんどなく暑かったですが、標高の高いエリアはシェルを着るほど結構強風で、お蔭で暑さを感じずにお客さんもバテることもなく悠々ピークまで行けて良かったです。しかし、パウダーを期待したピークからの北面はしばらくは雪が風で飛ばされていて固かったです。ドロップする前にガイドの山田誠と「どうする？北面は諦める？」って相談したけど、「まぁ～行ってみよう！！」という事になり、降りてみるとしばらくして雪も柔らかくなり、時折スプレーも飛ぶ雪となりました。

そして、その後の雪と光の良さそうな所を登り返しての一本が格別でした。ノールしていて先の見えない急斜面を降りるとグーフィーに半円状のボウルがあり、１～２発は当て込める地形なのである。雪も最高で皆さん大きなスプレーを上げていました。ノールに急斜面というスリルと、大きなスプレーを上げられるパウダーの気持ち良さ、当て込めるボウル状の地形の楽しさが一本で味わえるし、光も太陽の角度も申し分ない完璧な場所でした。お客さんは「ピークからの一本がメインディッシュかと思ったら、こちらがメインでしたね！」と仰ってました。北面に降りてみて本当に正解でした。

帰りの南面はフィルムクラストの成りかけの走る雪とストップスノーとのミックスでしたが、一日でパウダーから春雪まで両方味わえて最高のツアーでした。何より今日の素晴らしい晴れに感謝です。

さぁ～明日からはいよいよニセコもプラス１０℃以上の予報となっており、先日から始まってはいますが、これから本格的に春シーズンがスタートしますね。コーンスノーにフィルムクラストなどパウダーに引けを取らない気持ち良い雪を人の少なくなった最高のニセコの地形に遊びに来て下さいね！！明日はいきなり最高のフィルムクラストになる可能性もあります。期待大です。


ピーク直下は体が飛ばされるほどの強風でしたが、雲一つない素晴らしい青空と太陽に感謝。


ニセコ連峰が一望出来るポイントでヒールサイドターンをするSさん。


素晴らしいスプレーを上げるOさん。


南面のバンクに当て込む本日のヘッドガイド山田誠。


本日のテールガイド佐野雄介。春になっても一つ前のターンのスプレーが残る大きなターンが出来る喜びは格別である。