妖怪板掴み大発生だったけど、春は気持ちが良いなぁ～。

今日は昨日同様ニセコ町ではプラス１１℃まで上がりました。爆風だった昨日よりは風が収まったので、昨日と違って今日は山を登っていて暑くて暑くて仕方がなかったです。汗がダラダラと出て止まらないという感じでしたが、森林限界より上は多少風があって気持ち良かったです。

晴天ではありましたが、The 春霞って感じで春特有の霞みが掛かっていて、本来なら今日登った山のピーク周辺から羊蹄山が見えるのですが、今日は羊蹄山を見る事が出来ませんでした。それでも今日POWCOM初参加のお客様はニセコに来るのが１０年以上ぶりで、今朝初めて羊蹄山を見る事が出来たと喜んでおられました。その方は今日BC Lift Accessプランでのご参加を希望しておられましたが、一人しかエントリーがなく、プライベート料金になってしまう事もあり、お客様の意思を確認した上でBC Hikeプランへ変更となりました。しかし、２０年以上アルペンレースをしておられたが今回人生２度目のバックカントリーという事で心配されてました。最初はハイクする事に心配されているのかと思ったら、登りはフルマラソンやトレイルランをしているので大丈夫だけど、滑りがソフトブーツにまだ慣れていなく心配だと仰ってました。その心配通り、登りはスノーシュー２回目とは思えないほどの体力でピークまで悠々登りましたが、いざ滑るとストップスノーの雪に手古摺っておられました。実際僕も今年でPowder Company Guidesとコラボして写真を撮って１０年目になりますが、こんな妖怪板掴み大発生のツアーは初めてというくらいの状況でした。勿論今までも昨日も強烈なストップスノーがありましたが、こんなに上から下までずっと板を掴まれたツアーは初めてな気がします。

良い春雪を当てるのは難しいですが、今日は今日で遠くに縦走しているパーティーを見掛けたくらいで、他に人の気配を感じず和気藹々自分たちのペースでツアーが行えたし、ハイシーズンと違って我先にと急ぐ必要もないし、山を占有しているかのような人が居ない落ち着いた雰囲気は春ならではで非常に気持ちが良いですね。歩いているだけで気持ち良かったです。雪は先日降ったパウダーがまだザラメになっていない上に、気温が高過ぎたのか？思い出に残るストップスノーなツアーでした（笑）。


春霞で羊蹄山が見えなかったけど、ピークにて記念撮影。

ニセコ連峰をバックにターンするMasa. Tさん。

カメラの目の前でヒールサイドターンを決めるOさん。

霞んではいたが青空をバックにクルーズするKさん。

本日のヘッドガイド山田誠。

本日のテールガイド岡田修。