PHOTO SESSION BLOG
特別な場所
Date:2015.04.09
こんばんは、Kageです。
今日もリピーター様からリクエストを頂きPhoto Sessionしてきました。
今日はBC Hikeツアーの予定でしたが、朝は雪が降っていて気温が低くマイナス気温で、夜半に僅かに積雪があった影響でストップスノーになる事も懸念され、昨日のコンディションも加味して考えると雪は固く、山に登りに行くよりはゲレンデを中心に滑って雪が緩むのを見計らってピークからBCエリアにドロップインする方が良いのではと判断し、今日はニセコ全山を使ってツアーを行いました。
しかし、晴れの予報だったのに朝は小雪が舞っているし、その後も雲が多く、なかなか雪が緩んでくれず、待ちきれずに行ったアンヌプリピークからの鉱山の沢(通称バックボウル)は上部は本当に固く、かなりのハードコンディションでした。それでも中盤からは多少雪が柔らかく、中盤以降のナチュラルパイプセクションは良かったです。10年来ニセコに通っていらっしゃるお客さんも実は今日が初めてのバックボウルだったというのを後から聞きました。ニセコに家も持っていらっしゃって、よくニセコ全山を滑っていらっしゃるのに...。今までバックボウルに行っていなかった理由は「危険な地形をした場所で1人ではなかなか行けない聖域のような場所」だと述べていました。確かに97年からニセコにいる僕にとってバックボウルは、下手な滑りの出来ない限られた者だけが滑れる非常に特別な場所だった。しかし、昨今のニセコを見ているとゲートはスキー場管理区域外への入口ではなく、あたかも非圧雪コースの入口のように映るほど物凄い数の人が気軽にスキー場管理区域外に出ている気がする。そんな中でこの10年以内にニセコに来た方が1人では行けない場所と感じていたのには聊か驚いた。そして、多少の安堵感みたいなものも感じた。そうだ、あそこは特別な場所なのだ。山の上からボトムまでの大きな沢をリフトアクセスと15分前後のハイクで滑る事が出来るのだ。沢の大きさで言ったら羊蹄山クラスだが、羊蹄山のように数時間のハイクを必要としない。イージーアクセスだが、お気軽に行く場所ではない。イージーアクセスで素晴らしい雪と斜面を滑れるのがニセコの魅力だし、バックボウルがその大きな一因となっているのは間違いないと思う。ルールとマナーとモラル、知識と意識と技術を持って滑って貰えたら、常にあそこは最高の場所だ。僕らはパウダー時期には人が多すぎて行かないが、春人が少なくある程度安全が図れるようになるとシーズンに1~2回程度行くのだが、本当に最高で凄い場所だと毎回感じる。ちょっとおかしな話だが、バックボウルを滑れるようになる春がニセコの春の魅力とも感じている。今日のお客様も「あの地形に感動した!」と仰っていたが、やはりバックボウルは特別で大切な場所なのだ。改めて実感させられた。
ニセコ連峰と遠くに日本海を臨みながらバックボウルの大斜面を滑るSさん。
ハードコンディションのこの斜面に恐怖心を抱いていたEさん。
羊蹄山をバックにバンクに当て込むSさん。
こちらは羊蹄山をバックにレイバックを決める本日のヘッドガイド山田誠。
ニセコ連峰と遠くに日本海を臨みながらバックボウルの大斜面を滑るSさん。
ハードコンディションのこの斜面に恐怖心を抱いていたEさん。
羊蹄山をバックにバンクに当て込むSさん。
こちらは羊蹄山をバックにレイバックを決める本日のヘッドガイド山田誠。
バックボウルのナチュラルパイプセクションで壁に当て込むテールガイドの大島司。
Author: Kage Photo
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