PHOTO SESSION BLOG

フィルムクラストの貸し切り東尾根。

Date:2015.04.18

こんばんは、Kageです。
今日はリピーター様のプライベートツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。

今日はお客様のリクエストにより、アンヌプリ山のピークから東に延びる尾根から花園スキー場に向かう斜面の通称「東尾根」に行ってきました。滑る斜面が最初から決まっているツアーもなかなか珍しいです。この3~4日は、天気が悪く雨だったのだが、山の上は雪だったようで、今日は変に降ってしまった雪の影響でストップスノーの可能性もあるし、大半が雨だったのであれば板も走って良いコンディションだろうしと、良いのか悪いのか全く予想の付かない状況だった。

そもそも昨日の時点では今日開催するかが決まっておらず、お客様が滞在している日程の中でいつが良いのか判断し兼ねていた。昨日僕が天気良くなりそうだから「いつやるの?」とガイドのオーム(岡田修)に尋ねると、オームの調べる限りの天気予報では天気が良くないとなっていて、お客様には連絡していないが朝の天気を見て連絡を取り合おうって事になった。朝起きてみると晴れていた。ガイドのオームは朝一番からゲレンデを滑って、雪の状況をチェックしに行ってくれたが、雪は走るが固いという事だった。ピークに行くためのヒラフスキー場、もしくはアンヌプリスキー場のトップリフトは着氷の影響で運転を見合わせていて、場合によっては運休となるとホームページには書いてあった。また、南西の風が15m前後吹いていて、強風でリフトが動かない可能性も考えられたので、取り敢えず10時集合でリフトが動いたのを確認してから開催するか判断しようって事になった。

結局、更に集合時間を30分遅らせて、10:30に全員集合した。その時点で、ようやくトップリフトも動き始めたので雪は固いかもしれないけど、天気も良いし行ってみようって事になった。

トップリフトを降りた所にスキー場管理区域外へ出るゲートがあり、そこから板を担いで歩き始める。すると思いの外、雪は柔らかく、また所々フィルムクラストしていて逆光で雪がキラキラと輝いているではないか。「おっ、もしかしたら雪良いんじゃない!?」と期待した。雪面も綺麗なので登っている脇などの斜面で撮影を開始する。

雪は走るし、柔らかいし、最高だ!春らしいスプレーも飛ぶ。滑ったオームが「うわぁ~、さいこ~!!」と叫ぶ。あまりに良いので、東尾根まで行く前に何本か登り返して撮影をした。

そして、本題の東尾根は一面のフィルムクラストで斜面がビカビカと光り輝いている。しかも、僕らが行こうとしている斜面は昨日までのラインが綺麗に雨で洗い流されていてノートラックだ。これ以上ない条件だ。ガイドのオームは「うわぁ~天国だぁ~!!」なんて興奮しながら叫んでいる。僕も待ちに待った一面のフィルムクラストのノートラックバーンを目の前に興奮した。

せっかくなので一気に下まで滑らずに、何本かに区切って撮影を繰り返す。滑り終わって振り返ると僕らが滑った二番沢は、僕ら以外のトラックはない。もう最高の気分だった。これが春の最高コンディションだが、今日こんなに良いのは想像していなかった。春は来てみないと、行ってみないと分からない。だから面白いのかもしれないが、僕らは常に今日みたいな日を待ち望み、狙っている。今日はそんな素晴らしい一日だった。

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最高コンディションの東尾根の大一枚バーンに自分だけのラインを刻むOさん。

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「うわぁ~天国だぁ~」と叫びながら下りて来たヘッドガイドの岡田修。

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貸し切りのバーンに描かれた思い思いの2人のトラック。

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下山して斜面を見上げると右手に見える僕らだけのラインが際立って見えた。

Author: Kage Photo

kage

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