春紅葉に囲まれた桜の木の下で

今日はシーズン中何度もニセコに訪れ、Sheesa CampとPowder Company Guidesの両方にご参加頂く４組７名のリピーター様達からリクエストを頂きPhoto Sessionしてきました。

今日から本格的なGWの始まりとも、大型連休の後半戦の始まりとも言える感じですが、今日もニセコは晴れて２０℃を超える行楽日和の非常に良い天気となりました。しかし、山の上は風が強く、それほど暑さも感じず、歩いていても汗をダラダラ掻く感じではなかったので助かりました。

空もPM２．５なのかは分かりませんが、春霞なのでしょうね、パキッとスッキリとした青空にはなってくれませんでしたが視界は良好、ツアーには何の問題もありません。むしろ暑さもそれほど感じない絶好のツアー日和でした。

本日のヘッドガイドのオーム（岡田修）は、数日前までの１週間アメリカのバチェラーで行われたThe Big Wave Challengeという大会に行っていたので、彼曰く「久しぶりにニセコでハイクしたい！」との事で、今日は朝からハイクをしに行きました。但し、今日登りに行った山は融雪が進むこの時期には山頂付近が粘土質の土となるため、そこを通らずに行けるちょっと遠回りなルートで登りました。しかし、狙っていたその山の北斜面に行ってみると、かなり融雪が進み、滑走斜面に落石が多く、板を傷つける可能性が高いと判断し断念した。

そんなワケで今日は登っている最中に見た普段滑らない面を滑る事となった。しかし、そこは今年オームと目を付けていた斜面で、しかも融雪が進んだお蔭で普段雪の下に隠れている岩が沢山露出しており、見た目も良く、立派な良い斜面に見えたのである。

そして、今日は北斜面に行かなくなった分、全行程のボリュームが大分少なかったので、下山後僕の秘密のポイントに移動して桜の木の下を滑れる場所へ。なかなか桜の下に滑れる斜面がなく、この場所は僕が３年位探して探してようやく去年見つけた場所だった。３日前にチェックしに来た時にはまだここの桜は咲いていなかったのだが、今日はまだまだ不十分ながら咲いていたので、取り敢えず撮影してみたのである。

ここの桜自体は立派なものでもないのだが、周囲は春紅葉（北海道はGW明け頃に楓などがオレンジ色に紅葉する）もしていて、桜と春紅葉の中を滑れる非常に貴重なポイントなのである。春紅葉自体あまり知られていないので、「春に紅葉！？」「紅葉の下を滑れる！？」と驚かれるのだが、雪解けなど気象条件にも拠るが場所を探せばこの時期ニセコでは滑走が可能だ。しかし、何度も言うが春紅葉も桜もなかなか雪のある滑走斜面にないのが実情だ。そんな貴重なポイントに今日のお客様を特別にお連れしたのだ。ガイドのオームでさえも知らなかったポイントだし、２０年近くニセコで毎日滑っている彼も桜の下で滑った事がないと言うのだから本当に貴重な時間だった。近い将来雑誌でお披露目出来ると良いのだが...。

さて、今日は５月入って初めてのPhoto Sessionとなりましたが、あと今シーズン何日Photo Sessionツアーあるのかな？皆さんこの時期も面白いですよ！こうやって春紅葉や桜の中滑ったり、滑りに行ったついでに山菜採ったりと、この時期ならではの楽しみ方がありますから、皆さんお待ちしております！！

岩の下でナイスターンを決めたUさん。

岩の間を抜けるセクションに挑戦したHさん。

日焼け防止のためマスクをしてターンを決めていたYさん。

POWCOM初参加となったIさん。

春紅葉と桜の下でターンをするCさん。

別アングルでのYさん。


腰痛を抱えながらも滑り出すと腰痛を感じさず一番腰を落としてターンしていたUさん。

レギュラーバンクでカットバックするヘッドガイドのオーム（岡田修）。

本日のテールガイドブン太兄こと菅原渉。

最後は春紅葉に囲まれた桜の木の下で集合写真。