PHOTO SESSION BLOG
東北ツアー最終日:地元ガイドならではの奥の手
Date:2016.03.06
こんばんは、Kageです。
今日は2016POWCOM東北ツアー第一弾の最終日でした。
数日前までの天気予報では+14℃の丸一日雨で、ニセコでさえもプラス気温の雨予報だったので、ツアー中止の可能性も濃厚と考えていました。しかし、土壇場の昨夜に天気予報の雨が18時からに変わり、日中は+6℃の曇り予報となってくれました。昨夜ガイド同士のミーティングでは雨やガスなどの天候次第では山へのハイクツアーから八幡平の北側に位置し昨日雪の良かった北面を向いている安比高原スキー場でのクルージングプランへの変更も視野に考えていました。
しかし、朝起きると雨どころか曇り空の中から若干青空も覗かせている空模様なので、取り敢えず山へ向かって車を走らせました。冬季封鎖しているアスピーテラインの終点に到着すると山の中腹となる標高1200mより上はガスに覆われており、そのガスより下ではあまり遊べる所がないので八幡平をベースにIwate Backcountry Guidesとしてガイドをしている高橋孝精は頭を悩ませていました。このガスの影響を避けられて、尚且つ昨日までのサンクラストの影響もなく、ツアーとして一日遊べる所はないかと…。しばらく悩んだ末、彼は「まだツアーでは使った事がないのですが、この駐車場よりも標高が低くて方角も選べる場所が一か所あります!」と奥の手を出してきました。「よし、そこに行こう!!」と目的の地へ。
そこは段々畑のように何十段も段がある野球場のようなボウル状の地形をしていて、斜度やバリエーションこそそんなにないものの、確かに面を選べるし、何よりガスの影響のない場所でした。見た目はその段々が激しそうに見えるのですが、いざ滑ってみるとラインを選べばほとんど段が気にならず気持ち良く滑れました。但し、場所によってはストップスノーで春用の生塗りWAXを数本滑るたびに塗って対応しました。
雪が例年の3分の1くらいという今季、この段々もつい最近の降雪でようやく滑れるようになったとの事で、ここが使えて今日は本当に助かりました。面が色々あるのでストップスノーがほとんどない面も選べたし、ガスとは無縁に一日遊べたし、当初は雨の中のツアーかツアー中止を覚悟していただけに一日楽しくツアーが催行出来て良かったです。最後は少し晴れ間まで射してくれ、この状況の中では皆さんに満足して貰えました。
写真的にはスプレーも飛ばないし、フラットライト気味だし、対象物があまりないので絵にするのが難しかったですが、久しぶりにスローシャッターを使ったり、対斜面で撮ったり、オンスロープでワンターン撮影したりとちょっと工夫を凝らしました。
一昨日と昨日のThe Dayと言っても良いコンディションとは違いましたが、覚悟していた丸一日雨が晴れ間が射すくらいになった事を考えると今日も当たりだったと言えなくもなく、何はともあれ無事に3日間東北ツアーを終える事が出来てホッとしています。お世話になったIwate Backcountry Guidesの高橋孝精、POWCOMの岸君、そして参加者の皆様ありがとうございました!!またセッション出来る日を楽しみにしています。何とか無事にその日のうちにニセコに戻って来ました。
僕らの少し上がガスに覆われている中ハイク開始。
段々畑のような面白い地形を滑るOさん。
季節の変わり目を感じながら談笑する皆。
八幡平の特徴の一つでもある建物をバックにターンを決めるNさん。
最後に射してくれた光の下でヒールサイドターンを決めるSさん。
本日地元ガイドならではの奥の手を出してくれたIwate Backcountry Guidesの高橋孝精。
スローシャッターのブラしという僕も奥の手を使ってイメージカット風に撮影したPOWCOMガイドの岸秀彦。
Author: Kage Photo
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