チセ~ニト~イワオまでのプチ縦走ツアー
Date:2016.05.04
こんにちは、Kageです。
昨日はテントツアー以来約半月ぶりのPhoto Sesssionツアーでした。
今年の本州は雪が少ないせいか、既に桜も咲いたり、25℃近い気温いなっているせいか、どうやら本州の多くの方々は滑るモードにならないようで残念ながらこの春は昨年以上にお客さんが少ないように感じられます。
ニセコもこの1~2週間での融雪が激しく、アンヌプリ以外のスキー場は麓まで滑って来られない状況になっていたり、標高の低い所からハイクアップが必要な羊蹄山なども麓まで雪が繋がっていない状況になってきていますが、標高の高い場所からハイクする山はまだまだ雪がしっかりと残っていて問題なく滑れます。しかも、4月28日に開通した冬季封鎖道路パノラマラインを使って車で峠の上まで行って、そこからハイクすればハイク時間も大幅に短縮出来て最高です。
そんなワケで昨日はパノラマラインのメリットを利用して、東京からのお客様1名+1名、札幌から1名の計3名のお客様とプチ縦走ツアーに行ってきました。お客様は3名ですが、スタッフは5名というスタッフの方が多いというパーティーで、まずはチセヌプリとニトヌプリの間にある峠の駐車場からちょっとだけチセに登ってバンクで当て込みセッション。そして、パノラマラインを跨いでニトの南峰ピークに登ってニトの東面へ。ハイシーズンのツアーだとニトの南峰ピークまでは大体2時間前後掛かりますが、開通したパノラマラインを利用したので距離も標高差も短縮となり今日はたったの45分。大幅に短縮出来ているし、ニトの登りに付き物である急登もないし、かなりの体力節減です。
しかも、気象庁のデータによると昨日倶知安町の最高気温はなんと24℃。予報でも21℃くらいでしたので暑さでどうなっちゃうかと心配してましたが、山はずっと適度な風が吹いており、ほとんど暑さも感じず、汗も掻かずに快適に登れました。有難いですね。
さて滑走ですが、4月末に降った雪が山の上では場所によっては20cm前後積もっており、その新雪が強烈なストップスノーの原因となっていて非常に厄介で、しかも、1つの面にまだらに残っており、出来るだけ真っ白な新雪を避けるラインで滑りました。まずはニト南峰ピーク直下に広がる一枚オープンバーンの雪庇下バンクに数発当て込んでからオープンバーンを滑り、そこから東側にちょっとだけ登って、更に東面を滑る。普段なかなか滑りに来る事のないレアなエリアです。そこからスノーシューに履き替えて、小イワオを横目にイワオヌプリへと登る。
この日のツアーの最終目的であるイワオヌプリに登ると上部はかなり融雪が進んでおり、雪が融けた部分はこの山特有の石灰質の粘土状になっており、そこはスノーシューを脱いで出来るだけ石の上を歩くようにしましたが、僕も含めステップインブーツの人のソールにはベットリと粘土がこびり付いてしまい、滑り出す前にその粘土を掻き出す作業が必要でした。そうしないとステップインが入らないので全く面倒です。
気を取り直してボウル斜面のドデカいレギュラーバンクに何発も当て込むラインを滑る。今日はオープンバーンもあったが、基本的にレギュラーバンクが続く同じような斜面の連続だ。雪は比較的良く走り、斜面も荒れておらず良い感じでした。今季初スノーシューハイクのお客様などは結構疲れたようでしたが、僕はこのルーティン初めて行きましたが、パノラマラインのお蔭で思っていたより全然近く感じました。9時過ぎにチセヌプリを歩き始めて、チセ滑って、ニト滑って、最後のイワオヌプリのドロップポイントに着いた時間も丁度12時とたったの3時間。お手軽(?)に縦走が出来てなかなか面白いツアーでした。
開通した冬季封鎖道路パノラマラインからハイクアップ。お蔭でドロップポイントまでの距離、標高差、体力消費が少なくて楽チン。春の楽しみの一つ。
イワオヌプリの上部は融雪で粘土状態だが、滑る面はグッドコンディションでした。
レギュラーの壁でレイバックを見せるYくん。
春雪のスプレーを上げて大斜面を滑るNさん。
ポンイワオ(小イワオ)をバックに一枚オープンバーンを滑るNさん。
雪庇でレイバックをするヘッドガイドのオームこと岡田修。
豪快なレイバックをしたテールガイドの佐藤岳。
レギュラーの壁に当て込むもう一人のテールガイド小林明弘。
テールを抜いて当て込んだPOWCOMスタッフの詩乃ちゃん。
イワオヌプリのドロップポイントで集合写真。
Author: Kage Photo
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