予想していなかった強風の影響
Date:2017.03.14
こんにちは、Kageです。
今日もBC Hikeツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。Blogでもお伝えした通りここ数日のニセコは連日の晴れで当然降雪はなく、サンクラストの影響をモロに受けており、陽の当たっていない(当たる時間が短い)場所に行けるかが課題で、今日もその観点から行くポイントを決めて向かったのですが、稜線に出ると気圧配置図からは全く予想をしていなかった爆風に晒されました。稜線に出るまではプラス気温で暑いくらいだったのに、下界とはまるで違う世界でした。ファーストレイヤー一枚に更に腕まくりをして登っていたのに、森林限界を超えたらウエアを着込んで登らずにはいられない状況でした。女性のお客様はあまりの風の強さに、「体が飛ばされそうでした」としばらく動けなくなっていました。「ん!?なぜあの気圧配置図でこんなに強い風が吹くのか???」とキツネに摘ままれた気分でした。未だに全く理解が出来ません。
せっかく2時間も歩いて目的の斜面に着くと、どうやら昨夜から強風に晒されていたようで、斜面が風を喰らっていたし、ウインドスラブが進み結構不安定で危険な状況でした。毎日僕らは何箇所かの気象データで風向風速などをチェックしていますが、その気象データからは想像もつかない風の影響がありました。今日も絶対にパウダーだと確信していたのですが…。勿論、スプレーが飛ぶ場所もありましたが、風の影響でエッジが潜ったら出てこないようなコントロール不能になりがちな難しい雪の場所もあったし、結構スパッスパッと亀裂が入る危ない雪でヒヤッとさせられる時もありました。
この連日の晴れの中でもパウダーの場所はずっと見つけられていましたが、今日を境にパウダーを探し当てるのが難しいコンディションになってしまいました。このまま3連休に突入してしまはないと良いのですが…。そして、どうせ降らずにずっとプラス気温で晴れているのならいっそのこと早くシャバシャバの春雪になってくれれば良いのですが…。
下界の穏やかで暖かい気温の中ハイクして行く。
すっかり春って感じで登っている周辺にはパウダーのパの字もない。
森林限界を超える辺りから急に強風に晒され始める。
海を横目に稜線を詰めて行く。
海に向かってドロップイン。
薄っすらとスプレーを飛ばすWさん。
本日のリーダーガイド岸秀彦。
本日のテールガイド佐野雄介。
ツリーランでスプレーを上げる通訳兼サポートスタッフのYoshi。
Author: Kage Photo
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