シーズンラストは過去最高コンディションの立山で締め括り
Date:2018.05.14
こんにちは、Kageです。
昨日は朝から雨が降り出し、風も強く、嵐となりました。雪に変わった場合は下界に降りるバスが運休となってしまうと言うので、早い時間に昨日帰るお客様3名を見送りがてら板を持って室堂まで行きました。しかし、暫くはバスが運休になる程でもなさそうだし、雨は降っているけどちょっと滑りに行くかという事になり、帰る3人も含めて皆で滑りに行きました。するとドンドン雨風が強くなり、最終的には皆びしょ濡れ。なかなか経験しない滑走となりました(笑)。
宿に戻り、びしょ濡れになったウエア、ブーツ、バックパックなどを乾かす作業をした後は、温泉に入ったり、スライドショーをしたりしてのんびりと宿で過ごしました。夕方下山する3人のお客様は雨の中を帰って行き、1人のお客様が雨の中を初めての立山にやって来ました。
当初2日間雨の予報でしたが、今日の朝には雨が上がって晴れる予報に変わり、場合によっては山の上はパウダーかと期待していました。
今朝はまだ雨や霙が降っており、山が全く見えない真っ白なガスに包まれた立山でした。雨雲レーダーを見ても8時台に一旦雨が上がるが、その後も11時頃までは周辺に雨雲が残る感じでした。皆昨日のように全身びしょ濡れになるのはもう懲り懲りなので、場合によっては午前中は停滞かな?と思いながら朝食を食べました。
すると8時半頃から急速に晴れ始め、雲の隙間から青空も見えてきました。僕と2名のお客様はお先に本日下山するので、チェックアウトして室堂のコインロッカーに滑るのには不要な物をデポする準備をして9時頃出発。場合によっては室堂で天気が完全に回復するまで様子を見ようと思っていましたが、もう雨が降りそうにないので、不要な荷物をデポした後直ぐに滑りに行きました。
空はすっかり晴れ渡り、雨のお蔭でトラックが全て消え去った面ツルの斜面に太陽の光が燦燦と降り注いでいました。期待していたパウダーではなかったけれど、全面面ツルとなった山々に興奮しました。最悪の場合雨と風で斜面はカチカチとなってしまう可能性もありましたが、雪は所によってフィルムクラストになりかけのキラキラと輝くシャクシャクのザラメ雪。板は走りそうだし、スプレーも飛ばせそうだし、若干興奮と期待に胸を膨らませて登りました。
いざ滑ってみると、期待していた通り、板は走るし、面ツルの斜面にスプレーは飛ぶし、最高の春雪コンディション。おまけに天気は台風一過のような青空が広がり、美しい立山の山々と斜面が僕らを包み込んでくれ、こんなにコンディションが良いのに滑る人は極まばらで、斜面は貸切状態。滑り降りて振り返ると僕等だけのトラックが斜面に映し出されているかのように輝いていて至福の時間でした。今回で春の立山が4,5回目の僕のみならず、もう何回も来ているガイドのオームも「立山での過去最高コンディション!」と言った程、素晴らしいコンディションでした。
明日も晴れ予報だし、フィルムクラストにもなり始めていたので、延泊したい気持ちが無いでもなかったのですが、最高のコンディションで今季最後のフォトセッションを今季一番フォトセッションしたご夫婦とシーズンを締め括る事が出来、晴れ晴れとした気持ちで立山を後にしました。
実は4月28日のツアー中に肋骨を痛め(恐らく骨折)てしまったのですが、こうしてシーズン最後までフォトセッション出来て嬉しい限りです。パウダーカンパニーを始め、ご一緒した全てのお客様、サポートしてくれる家族・友人・メーカーなど関係する全ての方に感謝感謝です。また来季も何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました!!
Kage(稲蔭一道)
嵐が去り、雨のお蔭で一面真っ白な面ツル斜面となった立山。
雪はキラキラと輝く良さそうなヤツ。否が応でも期待に胸が弾む。
初めて目にする雄大な立山の景色に圧倒されるAちゃん。
板は走るし、スプレーは飛ぶし、面ツルだし、光は良いしと、これ以上ない極上コンディションを滑るT姉さん。
初めての立山でこの極上コンディションを手にした幸運の持ち主Aちゃん。
滑り終えて振り返ると面ツル斜面に僕等だけのトラックが輝いていた。
垂直バンクに当て込むガイドのオーム。
前日嵐だったため高度順応もバッチリでした。
こんな極上コンディションなのに滑っている人は極まばらで斜面は貸切状態だった。
立山らしい景色をバックにターンするT姉さん。
巨大バンクに当て込むTさん。
同じバンクに当て込むAちゃん。
もういっちょ別のバンクに当て込むTさん。
こちらはトーサイドで当て込むガイドのオーム(岡田修)
立山の極上コンディションを当てたメンバー。
素晴らしいコンディションに後ろ髪を引かれながらも歩く帰り道。
雪はフィルムクラストになり始めていた。今季のPhoto Sessionファイナルに相応しい極上コンディション、最高でした!ありがとう立山!!
Author: Kage Photo
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