PHOTO SESSION BLOG

手玉に取られて、弄ばれた

Date:2019.02.10

こんばんは、Kageです。

今日は3連休の中日でPowder Companyも最盛期を迎えております。今日はBC Hikeツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。他にも多くのお客様からPhoto Sessionのリクエストを頂いていたのに、ご要望にお応え出来なかったお客様には大変申し訳御座いませんでした。

 

今日は観測史上最強寒波がまだ居残っている状況で低温注意報が発令されており、町で最高気温がー7~8℃、アンヌプリ山頂ではー15℃前後に加え、15m/s弱の風が吹いており、先日よりかは遥かにマシという寒さなのですが、今日は等高線も開き始めており、上手くすれば晴れるかもしれないし、少なくともちょろちょろ光は入るかな?と予想していた。朝集合時間の頃は晴れてきていて、雲の隙間から青空も覗いていたという事もあり、視界がある場合のAプランと視界が悪い時のBプランの大きく分けて二つのプランがあった。そして、本日のリーダーガイド高久智基氏がチョイスしたプランはAでした。つまり、晴れというか視界がある場合のプランをチョイスしたのである。そこは木があまり生えていない山なので、視界が無くなると対象物がないため非常に滑り辛くなってしまうため、晴れが確約されていたり、ある程度視界の良い時にしか行かない山なのである。行ってよっぽど見えなくなったら、多少なりともあるブッシュのラインで降りて来ることにして、天気予報では晴れマークを付けているサイトは見かけなかったが、我々は少ない可能性に賭けたのである。

 

登り始めは視界良好で割と良い感じに晴れ、青空も見えていたが、次第に風と共に雪が舞い始め、雪面と空の境目が分からないような真っ白な空になっていった。それでも暫く歩いているとまた青空が見え光が射し込む。そんなのを何度も繰り返しながら、僕らは晴れると信じて上を目指した。

 

ドロップポイントに到着すると稜線という事もあって、視界を遮るように横殴りに雪が吹き付けていた。仕方なく風をかわせる稜線直下の場所で待機して、視界が良くなるのを待つことにした。登っていた約1時間半の間にも何度も何度も光が射し込んでいたので、必ずチャンスはある筈だと思っていた。

 

そして、そんなに待たない内にちょっと光が射し始めたので僕がまずカメラポジションへと急いで滑り降り、直ぐに撮影出来るように準備した。しかし、光は射してはいるが、撮影するにももう少し視界がクリアになって欲しい感じもあるし、何より木が一本も生えていないボウル地形の中を滑るにはもう少しクリアになって欲しいくらいな感じだった。この状態で滑ると平衡感覚がなく、上手く滑れないのである。背後に青空も見えているので、期待してもう少しクリアになるのを待っていると光がなくなりまた真っ白になる。それを何度か繰り返しても滑る視界の確保が出来ないので、諦めて多少ブッシュが生えている斜面に移動しようとすると雲の隙間から大きく青空が見え始めた。「これは(光が)来るぞ!!」と思って待つと、またしても真っ白になる。結局風が吹きつける稜線で1時間以上待ったが、お客様の寒さの問題もあるので、完全に諦める事にした。腿パウノートラックの最高に絵になる完璧な地形の斜面を目の前にして、お預けとなったのである。思わせぶりな青空や光を見せておいて、土壇場でそっぽを向かれた。そうだ僕らは甘い香りのする美女に完全に手玉に取られ、弄ばれた、そんな感じだった。「くそぉ~、その気にさせといて!!」。

 

視界は相変わらずのままだったが、気を取り直して多少ブッシュの生えているピークからのラインへと移動し、そこを滑る。雪は良いし、走るし、滑る分にはギリギリ問題ない視界であったが、撮影にはちょっと残念だったと言える。

 

2本目は登り返しをせずに標高を落として樹林帯を滑った。そこを滑った時には光が射し込んでくれたし、雪も良かったので、弄ばれただけで終わらずに助かった。リーダーガイドの高久智基君の長女の関係で本日のツアーに参加してくれた脇田壮希(まさき)と宮澤悠太朗という五輪強化選手でもある日本スノーボード界のホープ達もマッシュを飛んでくれましたよ。

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登っている時は度々、こんな風に青空も見えていたが…。

 

 

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ドロップポイントの稜線に到着すると横殴りの雪と風で視界不良となった。

 

 

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視界不良の中大きくスプレーを上げるEさん。

 

 

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2本目は雪も良く、視界良好で「ここは気持ち良かったので、ちょっとカメラを意識しました!」と言っていたSさん。

 

 

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ダウン系のマッシュを飛んだ脇田壮希。

 

 

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本日のリーダーガイド高久智基。

 

 

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テールガイド佐野雄介。

 

 

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滑り終えるとこんな天気に。

 

 

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最後は皆でイエーイ!!

Author: Kage Photo

kage

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