山の上は雨だったのか、雪だったのか?
Date:2019.12.31
こんばんは、Kageです。
気が付けば大晦日ですね。2019年(令和元年)最後のツアーは初めてご参加の2人組からのPhoto SessionリクエストでBC Hikeツアーに同行して来ました。お客様は他にリピーター様2名、ハワイからの2名の計6名でした。
昨日午後から標高の低い所では雨が降り出し、夜家では雨の音が良く聞こえるほど降っていました。山ではみぞれでも良いから雨でない事を願っていました。気温は深夜アンヌプリ山頂で0℃の予報だったので、山も雨だったかもしれないと危惧していました。低気圧が抜けて風が変われば急激に気温が下がり雪が降り始めると思われ、そのタイミングが少しでも早く、朝起きたら積もっていればラッキーだなぁ~と思っていましたが、今朝起きて窓の外に目をやると雪が積もってもいるどころか雨でした(涙)。結局朝7時頃に雨が雪へと変わりましたが、山のコンディションが果たしてどうなっているのか半信半疑のまま僕らは山へと向かいました。
昨日の雨で雪が一気に融け、家の周りも積雪が5cmくらいになってしまいましたが、歩き始めた場所も積雪が僅か数cmでアスファルトが透けて見えていました。1997年からニセコに居て、ここまで雪が少ないのは初めての事ですね。僕らの間でも、もしかしたら今季は最後まで笹が埋まらない所もあるのでは?という話まで出始めました。日本屈指の、いや世界屈指の豪雪地帯であるニセコでさえもそんな状況です。
登り始めると雪の少なさはさておき、コンディションは悪くないのかな?という期待が持てる感じでした。これは昨晩雨ではなく、ギリギリ雪だったのかなと。登り始めは気温が高く、超湿気た雪で服が濡れる感じだったのでウエアを着て登ったら、オーバーヒート。こういうコンディションが一番レイヤリングが難しく、寒くて冷えるやつですし、カメラにも一番良くない状況なので、しばらくはカメラを首からぶら下げて写真を撮りながら登っていましたが、カメラが壊れそうなので早々にカメラバッグに仕舞ってしまいました。
標高が上がるにつれ風も吹きだし、逆に少し快適になりましたが、リフトが運休していたほどの強風で風がゴーゴーと唸っていました。僕らのポイントは風をかわすポイントでしたので助かりましたが、低気圧が抜けて風が変わり一気に強風極寒視界不良コンディションとなりました。
お伝えしている通り今季は雪が非常に少ないので、まず滑れるバックカントリーエリアが非常に少ないですし、森林限界以上の標高の高い所に行ければまだオープンバーンはありますが、こういう強風で標高の高い所に行けない日は、どうしても笹と藪との闘いになります。そして、それに加えて雪が少ないので地形出まくりで、ウネウネという感じなのは否めない状況です。そんな状況なのでつい先日までニセコでバックカントリーツアーを開催しているガイド会社も少なかったようです。年末年始となりようやくガイドツアーを行っている会社が見られるようになったという感じです。
そんな状況に加えて昨日の雨と今日の過酷の天候ではありましたが、スプレーも飛ばせるし、風もかわしていて、上出来なコンディションだったのではないでしょうか。あぁ~しかし2019年の最後になかなか過酷なツアーとなってしまいました。さぁ~もっと雪よ降ってくれ!!
福島県から初めてニセコに来たというFさん。ナイススプレー!!
こちらはハワイから来たDさん。
一瞬見せた青空をバックにスプレーを上げるリーダーガイド山田誠。
こちらは本日のテールガイド大島司。
Author: Kage Photo
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