パウダーとストップスノーは紙一重
Date:2020.02.12
こんばんは、Kageです。
今日はお一人で参加の日本人のリピーター様計3名様とアメリカ人2名、フィンランド人カップルの合計7名様のBC Hikeツアーに同行してPhoto Sessionしてきました。
しかし、今日は朝Powder Companyに集合する頃からプラス気温となり、最高気温は4月上旬並みの山でプラス6~7℃、山の上部はガス、おまけに海上では終日20~25m/sの南西の風が吹いていて、非常に難しい状況となりました。気温上昇によるストップスノーを警戒するなら少しでも気温の低い標高の高い所に行きたいのですが、山の上部はガスによる視界不良に加え、強風の可能性もある。そんなワケで今日はガスと風を避けられる斜面の向きと標高で雪の良さそうな所を狙って行ってきました。
しかし、結果は妖怪板掴み(ストップスノー)が生き生きと元気に全面にはびこっていました(笑)。僕は現場で生塗りワックスなども塗らずにストラクチャーのないスプリットボードでそれなりには滑れたのですが、幅の広い板に乗っている人達やスキーのお客様は大変苦労されていました。1月30日にも結構なストップスノーになってしまった日がありましたが、今回はそれ以上でした。本来ならハイシーズンから気温は低いが晴天率が上がる安定期に移行するという時期ではありますが、既に2回もストップスノーにやられるとは…。明日以降あと4日程プラス気温予報となっており、明日は今日以上に暖かくなる予報だ。3~4日前まで今季一番の極寒の日々が続き、その時に負った鼻の凍傷で鼻の皮が剥け始めたのに、所謂ハイシーズンの終わりを告げられたように思います。
今日のポイント決定における狙いは決して間違っていたワケではないと思います。ガスも風も避けれていて視界良好だったし、雪はそれなりの深さで柔らかく、スプレーも飛んでいた。しかし、結果としてストップスノーだった。ストップスノーかどうかなんて行ってみないと分からない。同じ斜面の向きの同じ標高帯でも違うので、本当に滑ってみないと分からない。気温が僅かに違うだけで状況は異なるし、板によっても違うし、ワックスによっても違う。今日僕らが行った場所がパウダーだった可能性が十分にあって、それを狙って行ったのだ。そうパウダーとストップスノーは紙一重なのだ。
スプレーを上げてニコニコと楽しそうに滑ってきたLAからお越しのRさん。
1人だけストップスノーとは無縁のようにスムースに滑っていたMさん。彼はビックリするくらい上手だった。
ハイスピードで突っ込んでいき妖怪板掴みにガッツリ板を掴まれ縦2回転のKさん。
大破を見せられ後に慎重に滑るKさん。板を猛烈に掴まれながらも殆どバランスを崩されずに常に良いポジショニングだったのは流石。
右足と左足を別々に掴まれるスキーはスノーボード以上に大変なのだろう。初めてのBCで苦労されていたMさん。
スプレーを上げる本日のリーダーガイド山田誠。
グーフィーバンクに当て込むテールガイド佐野雄介。
Author: Kage Photo
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