PHOTO SESSION BLOG

Private Photo Session

Date:2014.01.04

今日は常連のお客様1人だけのPrivate Photo Sessionでした。

西高東低の冬型の気圧配置で1日雪予報ではありましたが、午前中を中心に晴れ間が結構射し、光も射して雪も良いという久しぶりに良い環境で撮影が出来ました。そんな日にPrivate Photo Session!!

実は普段のPhoto Sssionツアーではなかなか出来ていないのが、 プロライダーと撮影するのと同様にターンのする場所までキッチリ打ち合わせをして撮影する方法。例えば「あの枝のない木のすぐ左側をトゥーサイドターンで抜けて、根元に笹が生えている木から3m左側をヒールサイドターンして、あの5本の白樺の木洩れ日の所でトゥーサイド」など。時にはターンの弧の大きさやターンの性質、スプレーの上げ方・形など、細かく打ち合わせることもある。勿論滑るのは一般のお客様であってプロライダーではないので、それ通りに滑るのは難しい。しかし、この辺を通り過ぎるだろうとなんとなく撮影するより、その方が確実に良い写真が残る。

今日はせっかく常連さんとプライベートなので段階を踏んで、ちゃんと打ち合わせをする撮影方法でPhoto Sessionをしてみた。まずはワンターン毎に打ち合わせをして撮影し、徐々に前述の例のように滑り出しから2~3ターン分くらいを打ち合わせをして撮影を行なった。カメラポジションからお客様と一緒に斜面を見ながら打ち合わせをしても、いざ滑り出すポイントに移動すると見え方も違っていて、打ち合わせた木がどの木なのか判らない。これには多少慣れが必要だ。斜面の下から見て自分が目印にしていた対象物が上に行くと景色が180度反転し、目印が判らず自分が何処を通れば良いのか判らなくなる。撮影に限らず山を滑っていく上ではこうした技術が必要になってくる。普段雑誌などで目にしている写真が、こうした打ち合わせから出来上がっている事を改めて感じ、良い経験になったのではないだろうか?本当は僕のPhoto Sessionツアーは、こうした内容をもっとやって行きたいのだが、時間の関係や人数の問題、ツアー参加者が全員写真を求めては居ないかもしれない事などで、なかなかそこまで出来ていないのが現状だった。しかし、1日のうちに一本だけでもそうした内容に出来たらいいなと思っている。まぁ~少しずつ少しずつ…。

あと、今日はプライベートのため広角レンズを使った撮影が可能だった。ツアー人数が多くて広角レンズを使うと、斜面を滑ったラインが沢山写真に写り込んでしまうため、普段僕はあまりツアーで広角レンズを使わない。なるべく他の人の滑った跡が写り込まないように望遠レンズで撮る事が多いのだ。しかし、今日はガイドよりも先にお客さんに滑って貰い、ノートラックバーンを打ち合わせた場所でターンするのを広角レンズで撮るといった新しい試みも出来た。雪山ではレンズ交換も時間が掛かるし、カメラ本体に雪が入ってしまう可能性があるためレンズ交換の回数は限りなく減らしたい。だが、今日は天気が良かったのと人数が少ないので、広角、標準、望遠と一通りのレンズを使った撮影が出来たのが良かった。今年はあまり億劫にならずにレンズ交換をドンドンしていきたいと思ってみた次第です。でも吹雪の中ではやっぱり億劫になってしまうのでしょうが…(笑)。そんなワケで今日は今後のPhoto Sessionのやり方を少し模索した有意義な1日でした。

14.01.04_Akai_K73_7446.jpg
写真は、本日のお客様Aさん。Aさん会心のターンを望遠レンズで切り撮る事が出来た。


14.01.04_Akai_K73_7499.jpg
あまり使わない広角レンズで広い画を。


14.01.04_Kishi_K73_7392.jpg
こちらは今日のヘッドガイド岸君を標準ズームレンズで。

Author: guide

kage

撮影同行料無料! PHOTO SESSIONの詳細はこちら≫
皆さんツアーご予約時にPHOTO SESSIONのリクエストをお待ちしております!! その日その方のAll Dataパッケージプランも大好評です!

top