Serious Situationに遭遇
Date:2017.02.10
こんばんは、Kageです。
今日もお客様からのリクエストを頂きBC HikeツアーにてPhoto Sessionしてきました。
朝アンヌプリスキー場の麓にあるPowder Companyに出社してみると想像以上に北東の風が強く吹いていて、これはちょっとコンディションの良かった昨日のようにはいかないかな?と思っていました。山に上がってみると昨日良かった面が多少風を喰らっていました。トラックは既に入っているが良さそうな場所を見つけて一本降りました。スプレーも飛んで悪く無かったのですが、登り返し後に2本目に向けて準備していると山の上部のオープンバーンで雪崩が発生。ガイドと思しきスキーヤーがチセヌプリ南東ボウルの東尾根の危険個所を滑って雪崩が発生。ガイドは50~100m流されたが、運良く雪が薄かったので埋没はせず大怪我もしていないようだった。しかし、尾根に残された2人のお客様のうち1人がガイドを助けに行こうとして、雪崩た所のすぐ横のまだ雪崩いない場所を滑ってガイドに向かおうとして、また雪崩が発生。2人目のお客様も同様に雪崩れていない場所を滑ってまた雪崩が発生。既に雪崩れた破断面を滑ってガイドに向かえばまだ安全なのに、ガイドの方までそのデブリが達する。ガイドを助けようと向かう気持ちは良く解るが、向かうルートが危険で危うく助けに向かう時に起きた雪崩でガイドが埋没してしまうところでした。運良くガイドが顔を切って流血しただけで、大事故にはならなかった。それで一件落着と思い一安心して僕らは2本目の滑走準備を続けていると、テールガイドの佐野雄介が「あれっ、また雪崩た?」と言うので、山の上部に再び目を向けると、さっきまで雪崩れていなかった山のピークを挟んで反対側の尾根まで破断面が達していた。つまり、チセヌプリのピークを挟んで東尾根から南尾根の一部まで破断面が広がっていたのである。破断面は最大で50cm~1m前後だろうか(山の中腹から見ているだけなので正確ではない)?デブリは標高差で250mくらい、幅は100~150mくらいあり、そこそこ大きい規模だった。久しぶりに雪崩て人が流されている場面に出くわしました。いやぁ~ガイドの質や、ガイド1人で数名のお客様を案内するデメリット、ニセコの事情などなど改めて色々と考えさせられました。
シリアスな場面に遭遇したし、雪の状況もそういうコンディションでしたので、その後僕らは山の下部のメローなツリーランだけでツアーを行いました。いやぁ~今日も怪我なく下山出来て良かったです。
初めてPowder Companyにご参加頂いたEさん。
高曇りな一日でしたが景色が綺麗でした。
本日のリーダーガイド佐藤岳。
本日のテールガイド佐野雄介。
Author: Kage Photo
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