高久智基 BLOG

ニセコは発展しました!2000年のビデオから今、そしてこれからのニセコを見てみました

Date:2016.08.09 
Category:

今夜は15年以上前に発表されたスノーボード&スキービデオの話。からミニマムな政治の話です。

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GENTEMSTICKのTT-modelが出来るまで乗っていたMOSS TT-model90年前半発売モデルとupas films動画作品

 

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©Yoichi Watanabe video.Shunsuke Ito

 
ruwe / upas films
 
正確な発売日がわかりませんでしたが、
ruwe2 2002/11に発表だったので、ruweの撮影が開始されたのはたしか2000年前後。
撮影を開始した当時、パウダー滑走に特化した内容の作品は「AURA」か「グラントプロダクション」の作品があったぐらいと思います。DVDはまだ無く、スチール撮影をするナベちゃんはフィルムを使っていました。
ruweは、スキーヤーとスノーボーダーが同じパートで滑るたぶん国内初のビデオ作品でもありました。高久智基と宮下健一がスノーボードで滑走しています。

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渡辺洋一さんとは写真撮影も沢山しました ©Yoichi Watanabe
 
なんとなくスノーボーダーとスキーヤーが滑る場所が分かれていた時代です。
アルペンはスノーボードで、高原はスキーヤーみたいな。
東山スキー場(ニセコビレッジ)に至っては「スノーボード禁止」でしたからね。。
それまで辿った歴史と文化が異なっていたのです。
滑りも何も異種格闘技戦の様でした。

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Goproなど無い時代だったのでsonyのマメカムに自作フード魚眼&ハンディーカム仕様
 
雪崩。法律。自由。責任。 経済。
 
共通の問題点に向かって進みました。
文化が交錯そして成熟してゆく今。
 
管理区域以外滑走禁止であった(法律的には現在も)あの混沌とした時代を振り返って。
ひらふの先輩たちにはお世話になりました。そのほとんどの方が土地を手放されたことで、現在の問題点を地域の重鎮から伺う機会が少なく困っております。
先にいたのは事実です。しかし圧倒的な力が働いています。
 
今ニセコではごく当たり前な経済中心の活動が、日本中でも有名なほど繰り広げられております。
日本は自由に土地の売買が行える国なのはわかっています。しかしこの15年で土地の価格が10倍から50倍になっちゃったり、自然(パウダー)には限りがあることを分かっていない観光の在り方には、がぜんやる気が出ます。
 
実はニセコの話だけではありません。
特有の気圧配置、日本海と日本列島のおかげで、こんなに南北でしかも低い標高のところまで雪が降って、積雪する国は珍しいんですよ!
ニセコ(深雪)→白馬(急斜面)→大雪(乾雪)→野沢(文化と雪質)。と世界のマーケットにさらされた今だと思います。この先も続きますよ→予想はお会いした時にでも。
 
「どうする?」
「どうしようか?」

🇯🇵
日本の話なので私達には決める権利があります。日本国民ですから。優しくも面倒な地域のことなどやってきています。何よりご先祖様が築いた全てを引き継いだ日本の話なのです。
 
などと話がだいぶ逸れてしまいましたが、これら作品を撮影している当時だいぶ海外へも出向きました。
為替の関係で良い思いをしたことはありますが、ビジネスに関しては何処でも現地の人がしっかり絡んで継続的に行える仕組み(条例など)もあったように思います。
 
「お前らがニセコを有名にして!」という事もご指摘頂きました。
必然でもあります。はとんど人がいないのです。やっちゃいました。でも誰かがやったのです。
 
これまでの経緯も踏まえて、無理が少なく持続しやすいルールや条例が出来てゆくと良いのかな。
目指すは自然公園法国土交通省鉄道局の管轄のルールの見直しですかね。さきなが~

#国民とは? #インバウンド陰陽 #自然に対するルール #矛盾必然 #見直しの弊害 #教育

 
 
ruweシリーズの監督でもある渡辺洋一さんのお話は、今までも何度かブログやSNSで取り上げてまいりました。固っ苦しく紹介しましたが、良い仲をさせていただいています。
 
過去の高久智基ブログより
 
 

Author: 高久智基

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