高久智基 BLOG
水野の沢 教育プログラム
Date:2009.12.24
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こんにちは、良い雪降ってますね〜。
本日、ニセコビレッジ(旧東山スキー場)で永年(5〜6年)試行を繰り返していた「水野の沢(完全立入禁止区域)」の滑走に向けての動きの最終意見交換会として、スキー場関係各社が集まり教育的プログラムを受講してきました。
今日のコンディションが特別に良かった事もありましたが、ノールから覗いた斜面は、ニセコに見られる他の斜面とは違ったオーラの様な雰囲気を放っていました。
標高差600m、斜度もきついので規模も圧巻でしたが、何より複雑な地形が一般開放の難しさも表しています。
実際の行程と同じく進行していき、危険箇所についてはかなり具体的な事が話されたので、机上で言われた事が現場でも説明たれたので、かなり納得のいく内容でありました。
広く一般に教育を行なうという趣旨があるので、仕方はありませんが、予約の出来ない事や1本のみの滑走などを考えるとスキー場やガイディングの滑走に主軸をもった事とは異なる新しい形であるとも感じます。
しかし現場においてパトロールの行なう行動と責任はガイド行為でありました。
試行されてこそ分かる事が多いのも自然を相手にしていますし、かつ今回の解放に向けた動きは、「完全立入禁止エリアの解放」という歴史的な側面もあります。
全国的に見られる滑走禁止が形骸化される現状によって、文化と自己尊重が軽視され進行しない状態を打破して行く可能性も感じます。
今後の進化と継続を期待します。
高久智基
Author: 高久智基