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夏は海!体験して欲しい海SUP!!しかし、楽しめるかはコンディションの見極めが本当に難しい!!!

Date:2020.08.28 
Category: SEA SUP / その他

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2021.6.18更新

どこまでも続く水平線、陸からは決して見る事のできない絶景の数々。
川や海、湖とSUPのガイド専門で行う私達も、海でのSUPの素晴らしさには魅了され続けてます。

SUPniseko海のツアー 弁慶刀掛け岩

ご希望の方には海SUPを体験してもらいたい!と思い対応しているのですが、海のコンディションはいつも良いとは限りません。
「コンディションの見極めが本当に難しい」という事をご説明させて頂きたいと思います。

 


SUPという乗物は【風】に弱いという事を知ってください。

SUPはサーフボードを大きくしたもので、空気を入れて膨らませるインフレータブルとハードボードがあります。
どちらもノーズ(先端)がロッカー(反り)になっていて
このロッカーが、旋回性だったり波乗りで有効だったりとメリットが生まれるのですが、風の影響も受けます。

この反っているノーズ部分に風が当たって、前に進もうとしているのに横を向かされてしまう。
水上は、みなさんが想像するよりも風の影響受けます。
(レース艇のように細く反りの極めて少ないものは、多少の風でも問題ない場合もあります。)

そして乗っている私達も風をうけると帆の役割となり
向い風では前に進むどころか押し戻されてしまいます。
コントロールできなくなり体力を消費し、どんどん沖に流されるのは恐怖・・・運良く釣り船に救出された話も聞きますが、最悪の場合は遭難事故となります。

なので、強風の中の出廷は危険とされています

私達は海でのツアーは、風の状況をかなり考察します。
ガイドがいれば大丈夫ではなく、安全に楽しめるコンディションにお連れします。

 


波の【ウネリ】は想像以上に手ごわい。

私達ガイドの多くはサーフィンをしているので波情報は常に気にしています。

波のウネリは前後左右いろいろで、SUP経験のない方には手ごわいです。常に揺らされているので、バランスが取りずらく、なかなか立てません。船酔いする場合もあります。

なので、、、

波の高さやウネリの周期などがどの位までが安全で、そして楽しく体験して頂けるかを考え、楽しい思い出をご提供できるようにしてコントロールしています。

 


私達SUPnisekoが川でのツアーをまず最初に進めている理由は、上記の2つが強く要因しています。

当社の川ツアーで使うポイントは、ラフティングで行くような波打つ流れの速いコースではなく、波一つ立たない水面の整った場所からスタートします。
多少風があっても川の流れを利用でき、体力やバランスに自信が無いお客様でも安心して体験できます。

そして一度SUPを経験してしまえば、バランスのとり方のコツやコントロールの仕方が分かっているので、海で急にコンディションが悪い方に変わってしまっても、大変な思いは少なく済みますよね?

スタートとゴールが別のポイントであれば、追い風に乗って別の地点まで楽に漕ぎ進む事ができますが、スタートした場所に戻るようなポイントでは向かい風を受けながら漕ぎ帰って来なければなりません。
しかも場合によっては行きも帰りも向かい風なんて場合もあるんです。

ガイド無しでSUPをされる場合は天気が晴れかどうかでなく、
風の予報をしっかりと確認いただくのを推奨します。

 


最後に、、

【ライフジャケット未装着でのSUP】

自分が大丈夫だとしても、一緒に行った人に万が一がおきたら・・・?
水の事故の多くは予期せぬ事からのパニックです。
サップの空気が抜けた、一緒にいった人が何かのきっかけでパニックになって助けなければならない時、人を呼ぶには遠い、そんな状況下で助けれる確率は?

ライフジャケットの着用は義務ではありませんが、海上保安庁も事故防止の観点から強く推奨しています。大会やイベントでは必須ですし、海に出るということは、遭難にも備えるということです。泳げる、泳げないの次元ではなく、今やマナーとなってます。着用しないなら海には出ないが正解で、予期せぬトラブルも想定して挑みましょう。

 

【自分は大丈夫】【自然の遊びを舐めてない】はい、分かりました。

遊びが無事に終わってこそ、楽しく帰って来れて、また行こうね!です。
どうか少しでもSUPでの事故、水難事故が無くなる事を願いお話しを締めたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

SUPniseko

Author: SUPniseko

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