カチカチ山からオーバーヘッドに復活のニセコ
Date:2024.02.22
こんばんは、Kageです。
今日は全員お1人でご参加の国内外のリピーター様5名様全員からPhoto Sessionのリクエストを頂き、BCツアーにてPhoto Sessionしてきました。
3日前に2月の観測史上最高気温となり、その夜に雨が降り、翌20日のツアーはほぼ全面カチカチのアイシーな危険なコンディションの為全ツアー中止とした。20~21日にかけては多少の降雪が強風を伴ってあり、昨日は風で溜まった所にはそれなりにスプレーの飛ばせるパウダーがあるが、ちょっと場所が違うとカリカリという非常に厄介なミックスコンディションで、昨日のクロちゃんのPhoto Session Blogには「パウダー時々カリカリ」というタイトルで「0か100か」という表現がされていた。今日も同様にミックスコンディションである事には変わりが無かったのだが、場所によっては底当たりの無い箇所や、クラストの上に割と均一に20cmくらい積もっている箇所もあり、新雪の下のクラスト層に届かない様に優しくエッジングをすればかなり良いコンディションにまで復活していた。
今日の天気予報には午前中どこにも晴れマークは無かったのだが、朝の時間は割と長い時間ずっと光が射して晴れていたし、今日も強風なので雲の流れが速く、時折雪がブワーっと舞ってくる時はあるのだが、光のチャンスはあるだろうと思っていた。本日のリーダーガイド佐藤岳が今日狙ったポイントに近づくと、その斜面に光が当たりだし、斜面の横を登っている間ずっと光が降り注いでいた。しかも、尾根を登っていても想像以上に雪が積もっていて、斜面には恐らく膝~腿、もしくはそれ以上の雪が積もっているだろう事が予想出来た。しかし、ドロップポイントまで登り切った時点ではまだ晴れていたのだが、滑る準備が終わり、いざ滑るという段になって光がどんどん弱くなり、フラットライトになり、やがて視界不良となっていった。仕方なく光待ちをする。それでも雲の流れが速いので、太陽の姿は何度も現れては消えてを繰り返すのだが、肝心の斜面がハッキリ見えない。結局約1時間半斜面が見える瞬間を待ったが、その瞬間が訪れる事はなかった。仕方なくドロップポイントをずらし、木があって視界不良の中でもまだ滑り易いラインに変更した。そのラインも想像以上に雪が良かったのだが、僕らが狙っていたラインはそれ以上に良い事は明白で、もしあのラインを滑れていたら最高だったに違いない。今日あと20分早くドロップポイントに到着していたらと思わずにはいられないが、自然相手の遊びなので、こればっかりは仕方がない。2~3日前に足取りが分からなくなった大物の犯人の居場所を遂に突き止め、捕まえに行ったのに目の前で捕り逃してしまった、そんな気分に駆られた日だった。実に惜しかった。そういう日もあるさ。と言っても、僕らは今日オーバーヘッドのスプレーも上げられたし、最高に気持ち良かった事には変わりはない。2~3日前の全面ガリガリのカチカチ山から、よくもまぁ~ここまで復活してくれた。有難う!!
ドロップポイントに到着した時には、まだ光があったが…。
視界がイマイチだったが、とんでもないスプレーを上げて滑るSさん。
本来先月にニセコに来る予定が来れなくなり、このタイミングとなってしまったKさんだが、なんとかオーバーヘッドのスプレーを当てられた。
今日は初めてフラットキャンバーのT.T. Modelを借りて「難しかった」と言っていたが、写真で良いスプレー飛んでいたのを見て安心していたH.Sさん。
先月から何度か僕のインスタの投稿に、「こんなコンディションが2月末までキープしますように!」とコメントをくれていたアメリカから来たJさん。「オーバーヘッドが滑れるならニセコの滞在を一日延ばしても良い」って言っていたが、出発前日にこれが味わえて良かったですね。
昨年息子さんと来てくれたM.Sさん。今回はお1人でのご参加有難う御座います。
本日のリーダーガイド佐藤岳。
ダブルオーバーヘッドのスプレーを飛ばすテールガイド山田誠。
Author: Kage Photo
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