PHOTO SESSION BLOG

超ピンポイントでのスプレーショット

Date:2024.03.17

こんばんは、Kageです。
今日は皆さんお1人でご参加の常連様・リピーター様など計4名様とBCツアーにてPhoto Sessionしてきました。

ここ数日Photo Sessionツアーが空いたり、ツアーが中止になったりで、5日ぶりのツアーとなりました。その間に面倒な確定申告とご注文頂いた写真の納品作業を全部終わらせて、現在抱えている仕事が数カ月ぶりに全部捌けて超スッキリして今日のツアーを迎える事が出来ました。

ここ最近のニセコは外国人が一気に減って、いきなりローカルタイムがやって来た感じになり、気候的には町では日中プラス気温になり、山でも気温が上がり、下界を中心に急激に雪解けが進み、春へと季節が移行している事を実感しています。強風やサンクラストの影響の後に、3月に入ってそれなりに降雪があったり、温度勾配が激しかったりでニセコでも全国的にも雪崩事故が多発していますが、僕らも一層気持ちを引きしめて活動していかなくてはと思っています。まぁ~常にかなり気を付けてますが…。まずは皆さん、スキー場外で滑る斜面は一人ずつ滑りましょう。1人ずつ滑れば、もし雪崩れても犠牲になるのは基本的には1人で済みます(集合地点やハイク中に喰らうのを除き)。仲の良い友達と一緒に滑るのは楽しいかもしれませんが、もしその時自分が滑ったことで雪崩れたら前を滑っている友達を埋没させて殺してしまうかもしれません。是非その状況を一度1分でも良いから想像してみて下さい。その後どんな気持ちになるか?1人ずつ滑る、この基本的は行動だけで複数人埋没となる大きな事故は大体防げます。友達と同時に滑りたいならスキー場内でやりましょう。先日や去年の羊蹄山の雪崩死亡事故は、一斉に複数人で滑った事による事故だと言われています。先日の羊蹄山で亡くなったり当事者となったのが、僕も僕らの仲間も知っている人だったので、改めて考えるキッカケになったり、仲間同士で色々と話す機会となりました。山に絶対安全は無いですし、雪崩のメカニズムついてここで話しても難しい話なので、たった一つだけ「山の斜面は1人ずつ滑る」これを基本としましょう。サーフィンのルール「一つの波に1人」と一緒です。一つの波に皆で一斉ドロップインしたら危ないですし、問題も起きますよ。それと一緒です。

さぁ~話が逸れてしまいましたが、今日のツアーもなかなか難しい雪面状況で、基本的には全面クラストと雪面凍結、所により強風で雪が飛ばされてガタガタのシュカブラな所もありました。晴れれば日射による融雪も期待出来ますが山の上部はガスによる視界不良の太陽が一切出ない真っ白な空に、10時頃からは風が強まり、次第に雪や雨が降り出すという天候。雪面が硬くてスプリットボードの岸ガイドも登りで苦戦し、スキーアイゼンを噛ませて何とか登れるというハードコンディションの中、本日のリーダーガイド山田誠はピンポイントでスプレーの飛ばせる所に案内してくれました。事務所に戻ってのスライドショーの時にゲレンデクルージングツアーをしていた人達は驚いていましたね。ゲレンデはずっと雪が緩むことなくカチカチでジャガイモがゴロゴロ(圧雪がしっかり出来ずにゴロゴロとした雪の塊が転がっている状況をそう呼ぶ)だったようです。そんなワケで何とか見つけ出したピンポイントの柔らかい雪のスプレーショットをご覧下さい(笑)。


今年はこんな時期に今季初参加となったH.Kさん。




ずっと雪柔らかかったと気持ち良さそうにカメラマンから見えない方に消えていったS.Kさん。




前回2月上旬のニセコでは良い雪を当てまくったTさん。




上部はガスで視界不良の中、良い雪・柔らかい雪を探しながら歩いた。




ピンポイントパウダーでスプレーを上げる本日のリーダーガイド山田誠。




テールガイド岸秀彦。

Author: Kage Photo

kage

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