PHOTO SESSION BLOG

またしても雪景色のエイプリルフール。

Date:2024.04.01

こんばんは、Kageです。
今日は常連様ご夫婦からリクエストを頂きPhoto Sessionしてきました。

そして、今日も朝起きたら2~3cmの降雪があり一面の雪景色で、「あぁ~また降ってしまった」って感じでした。昨日もお伝えしましたがこの時期の降雪はストップスノーの原因となるし、融けては再氷結を繰り返して数日掛けて良い春雪を形成していく過程の邪魔をしてしまうので、正直この時期の降雪はあまり嬉しくないのである。意外に思うかもしれないが雪が降るくらいなら、雨の方が嬉しいのだ。何故なら雨はストップスノーの要因にはならない上に、雪面の汚れを洗い流してくれて板が走るようになるし、時にはトラックを消して面ツルにしてくれるし、良い春雪を形成するのにも役立ち、良い意味でリセットしてくれるのだ。なので縦溝となってしまうくらいの土砂降りは困るが、適度な雨は助かるのだ。そんなワケで「あぁ~またしても雪が降ってしまった」と思った4月最初の朝だった。

しかし、雪景色は綺麗だし、昨日も書いたが降ってしまったものは仕方がない、春雪狙いからパウダー狙いに切り替えて楽しむしかない。お客様も春雪を期待してこの時期にお越し頂いたが、こればかりは仕方がない。先日まで極上の春雪コンディションが数日続いたように、毎年3月末4月初めくらいにシーズン最初の極上春雪が訪れるが、まだ降雪の可能性がある時期で、降雪の可能性を言うならGWでも可能性はあるのだが、遅くなればなるだけ降雪の可能性は減る。なので、本当に春雪を狙うなら個人的には4月中旬頃がお勧めだ。逆に、降ったらパウダー(と言っても薄いパウダー)でも春雪でもどちらでも良いと言う方は、3月末~4月上旬のこの時期でも良いと思う。また、極上の春雪を狙うなら、滞在中に雨や雪に当たる可能性を考えると少しでも長い滞在日数を確保して頂ければ、その分当然と言えば当然の話だが極上に当たる可能性は高まる。まぁ~普通の人には難しい話だとは思うが5泊くらいあればシーズンに数回しかないフィルムクラストは分からないが、極上のザラメに当たる可能性はかなり高いと思う。または、フットワーク軽く動けるという人は週間予報を見て、数日晴れが続くようなタイミングで来たらバッチリだと思う。この時期なら急に決めてもホテルなどは簡単に確保出来る。

話は逸れたが、そんなワケで今日は「降ってしまった」 or 「せっかく降った雪」を狙って行ってきました。今日のお客様ご夫婦はスプリットボードなので、全員スプリットボードで行ってきました。この時期はどうしても斜面が凍結している事が多いので、余程シール登攀に慣れている方以外は本当はスプリットボードよりはソリッドボード使用のスノーシューハイクの方が良い。今日もしっかりとしたスキーアイゼンが無いと結構厳しく苦戦を強いられる箇所があったが、スノーシューなら簡単に登れただろう。とは言え、こういう難しいシール登攀の経験を重ねる事は上手くなるには必要な事なので、良い経験になっただろう。

今日の天気予報は朝と夕方は晴れで、12-15時頃には天気予報によっては曇りだが、僕が信用している二つの天気予報サイトはその時間雪や雨マークが付いていた。春の特性だが今日も風が強く、晴れているが雲の流れがとても速く、暗くなったり急に明るくなったりと忙しく、露出合わせが滅茶苦茶大変なのだが、僕はこの明るさが異常に差があるコンディションは斜面に雲の陰影が深く出るので大好きだ。雲の流れが速いので良い感じに斜面に雲のまだら模様が出るタイミングを計るのは非常に難しいのだが、今日はそんなコンディションだった。予報通り昼に近付くと雲が多くなり、風も更に強くなって光が無くなってしまわないか心配したが、僕の好きなコンディションのままで助かったし、大きくはないがスプレーのショットも撮れたし、僕の大好きな逆光も使えて陰影を活かしたモノクロ写真多めの一日となりました。最後はストップスノーとなってしまったが…。

ツアー終了後予報通り、晴れた空から雪が降り始めた。雲は多いが晴れていたので、本当に雪が降るのか?と思っていたがエイプリルフールではなく短い時間だったが本当に雪が降ってきた。しかし、日本の最近の天気予報って本当に凄いですね。あれを当てる天気予報ってマジ凄いと感動しました。もっと進化して、「あなたの居る場所は、3分後に雲が抜けて光が射す可能性があります」とかになってくれたら、滑りの撮影が終わった後に光が入ったなんて事にならなくて最高なんだけどなぁ~。期待してます。


「また雪降ってしまったのかぁ~」と思いながら、自宅の窓からの雪景色を撮って始まった4月最初の朝。




今日はお客様に合わせて全員スプリットボードで行きました。




風が強くて雲の流れが速い。厚めの雲の隙間から光が射したり、暗くなったりと目まぐるしく明るさが変わって忙しいが好きなコンディションだ。




数cmのパウダーを上げるSさん。




大きな斜面を広く使ってターンをするSさん。




頑張って登った一本を噛みしめる奥様のMさん。




一筋のスポットライトのような光に照らされるMさん。




本日のリーダーガイド岸秀彦。




1人最後までストップスノーとは無縁だった岸君。




テールガイド佐藤岳。




陰影のある斜面をターンする佐藤岳。

Author: Kage

kage

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